住宅ローンを借りられる金融機関は銀行だけではない?
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの基礎知識
- カテゴリ: はじめての住宅ローン
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローンを借りられる金融機関は銀行だけではない?
住宅ローンを借りる時に真っ先に思いつくのは「銀行」です。その中でも、年中説明会やパンフレットなどの配布をしているメガバンクを想像する方が多いのではないでしょうか。しかし、住宅ローンを借りられる金融機関というのは銀行だけではありません。他にどのような金融機関で住宅ローンが借りられるのか?、選択肢を広げる意味もあるので抑えておく必要があります。
住宅ローンが借りられる金融機関
公的融資
- 自治体融資
- 財形住宅融資
- 年金住宅融資
民間の金融機関
- メガバンク
- ネット銀行
- 流通系銀行
- 地方銀行
- 信用金庫
- 労働金庫
- 信用組合
- 住宅ローン専門会社(ノンバンクとも言う。フラット35を主に販売)
- 保険会社
- 農協(JAバンク)
公的融資って何?
自治体融資とは
地方自治体も、住宅ローンサービスを提供するケースがあります。市区町村、都道府県です。
自治体融資には
- 各自治体や関連の公社が直接融資するもの
- 地方銀行や借用金庫などの地域の指定金融機関にあっせんして、間接的に融資するもの
- 民間の金融機関から借りた口-ンに対して一定の利子補給を行うもの
の3つがあり、直接融資をしてくれる地方自治体もありますし、あくまでも金融機関が住宅ローンを提供するものの、それを補助する形で保証したり、利子の補給を行うものがあるのです。
財形住宅融資とは
サラリーマンが財産を形成するために給与から天引きされる仕組み「財形貯蓄」を利用した住宅資金の融資の仕組みです。「財形貯蓄」を利用している方が利用できる住宅ローンです。
- 財形住宅金融株式会社(財住金)
- 勤務先
- 共済組合
- 住宅金融支援機構
などで申し込むことができます。
住宅ローンを借りられる金融機関は銀行だけではないが、銀行がおすすめな理由
以前は、住宅ローンの金利は高金利の時代が長かったため
民間の金融機関よりも、公的融資の方が低金利
と言われていたのですが
ネット銀行の台頭により、メガバンクも、地方銀行も、「企業努力として金利を引き下げなければお客さんが来ない。」という状況に陥ってしまっているのです。殿様商売の終焉です。
少しでも金利を引き下げる形で、各社が企業努力をしているため
今は
公的融資よりも、民間の金融機関の方が低金利
と立場が逆転してしまって、民間の金融機関を選ぶ方が多いようです。
とくにその中でも、店舗を持たない分、コストがかからないネット銀行の住宅ローンプランは、かなりの低金利を実現しているため、多くの方に重宝されています。
ただし、低金利であるがゆえにネット銀行の住宅ローンはやや審査が厳しく、審査に通らなかった方が、地方銀行やノンバンクが提供しているフラット35に流れる形が主流です。
どの金融機関にも、一長一短があるので、特徴を抑えながら、住宅ローンを比較する必要があります。