住宅購入後に発生する費用とは
- 詳細
- カテゴリ: 住宅ローン返済計画
- 作者: 住宅ローン比較
- 参照数: 2074
住宅購入後に発生する費用とは
「住宅ローンに入れば、ローン返済だけで住宅購入後に発生する費用はない。」なんて、甘い見立てで住宅ローンの返済計画を立ててはいないでしょうか?住宅は買った後にも、ローン以外の費用が発生していくものなのです。
住宅購入後に発生する費用
固定資産税
住宅を購入すると資産になるため、固定資産税を毎年払う必要があります。
固定資産税 = 固定資産税評価額(課税標準額) × 1.4%(標準税率)
3000万円の物件であれば、固定資産税評価は実勢価格の7割程度になるため、2100万円×1.4%で29.4万円程度ということになります。
年間約30万円の税負担が発生するのです。
メンテナンス・リフォーム・修繕費用
マンションに入っていれば、修繕積立金というのを毎年払うことになりますが、これはマンションの共用部のメンテナンス・リフォーム・修繕に使われる費用なので、自分が住んでいる専有部は自分で修繕する必要があります。
戸建ての場合は、修繕積立金などはないため、すべて自分でメンテナンス・リフォーム・修繕をする必要があるのです。
とくに修繕が必要になるのが水回りです。
キッチン、洗面。浴室、トイレなどの水回りは15年が交換周期とされているため、30年ローンで済むとしても、その間に2回は修繕、設備の交換などの費用が発生すると考えなければならないのです。
戸建ての場合は、外壁塗装など外壁部分の修繕も30年のうちには1回は発生すると考えていた方が良いでしょう。
マンションの場合
- 水回りの修繕:100万円×2回=200万円
戸建ての場合
- 水回りの修繕:100万円×2回=200万円
- 外壁の修繕:100万円×1回=100万円
ほどの費用は発生するのです。
住宅ローンの返済計画には上記の費用も組み込む必要がある
住宅ローンの返済計画を立てるときに忘れてしまいがちなのが、上記のコストなのです。
ローンの返済だけしていればよいと勘違いして、上記の費用を含めずにめいいっぱい借りてしまった場合には、いざというときに税金の支払いや修繕ができずに、別のローンのお世話になってしまうという可能性もあるのです。
住宅ローンの返済が苦しくなってしまう理由のひとつに、支出の見立てが甘いというの挙げられます。
上記のような住宅購入後の支出に対しても、はじめから念頭に置いて試算する必要があるのです。