預金連動型ローンの特徴
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの基礎知識
- カテゴリ: 住宅ローンの種類やサービス
- 作者: 住宅ローン比較
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預金連動型ローンという新しい形の住宅ローンの特徴
一部金融機関で取り扱いを始めた預金連動型ローンは、預金残高と同額の借入金には金利がかからない、新しいタイプの住宅ローンとして最近注目を集めています。
預金連動型ローンは、預金残高と同額の借入金については金利がかからないローンです。
たとえば、預金残高が500万円の人が預金連動型ローンで2,000万円の融資を受けた場合、残りの1,500万円に対してのみ利息を払えばよいということになります。つまり実質500万円を繰り上げ返済したのと同じ効果が得られるのです。ただし、金利はゼロでも融資額に応じた手数料はかかるので、まったく費用が発生しないわけではありません。以前の預金連動型ローンは、預けた普通預金には金利がつかず、返済期間中ずっと資金を寝かせておかなければなりませんでした。しかし最近は、外貨預金も預金残高にカウントされるようになりました。この外貨預金部分については通常の外貨預金と同様、金利を受け取ることができ、お金をより有効に活用できるように工夫されるようになったのです。
つまり、ある程度お金を持っていて、外貨預金などの投資をされている方にとっては、非常に魅力的な住宅ローンということになります。
住宅ローンの繰り上げ返済と預金連動型ローンの違いは、お金を手元に残しておける安心感にあります。
住宅ローンは通常、長期にわたって返済していきます。その間、子どもの進学や転職などでライフプランが変わって、急にお金が必要になることがあるかもしれません。いったん返済してしまったら取り戻すことができない繰り上げ返済に対し、預金連動型ローンなら、必要なときにいつでも引き出して使うことができるのです。
大きなメリットは、住宅ローンの減税を受けられること
預金連動型住宅ローンの大きなメリットは、預金した分の金利がゼロなのに、住宅ローン減税の適用を受けられて、所得税控除を受けられることです。もちろん、諸費用が必要なため、控除される所得税の額と諸費用の金額を比較しなければなりません。
預金連動型ローンで有名なのは東京スター銀行のスターワン住宅ローンです。