ノンバンク住宅ローンってどう?
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- カテゴリ: 住宅ローン特集
- 作者: 住宅ローン比較
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ノンバンク住宅ローンってどう?
ノンバンク「non bank」;つまり、銀行でない金融機関のことをいいますが、この銀行でない金融機関が提供している住宅ローンにはどういうkメリットがあり、どういうデメリットがあるのでしょうか?あまり知られていないノンバンク系の住宅ローンについて解説します。
ノンバンクの住宅ローンとは?
銀行でなくても、住宅ローンを販売することはできます。住宅ローンは銀行が販売するものというイメージが強いのですが、地域とのつながりが強いJA(農協)も子会社で住宅ローンを販売していますし、大手の住宅メーカーなども子会社で住宅ローンを販売しているのです。
これらも銀行ではないためノンバンクの住宅ローンに分類されます。
ノンバンクの住宅ローンはおすすめできない!
基本的にノンバンクの住宅ローンはおすすめしません。
なぜなら、住宅ローン金利がネット銀行や大手都市銀行と比較してかなり高いからです。
例えば、JA(農協)のグループ会社である協同住宅ローンの住宅ローン金利を見てみると
2014年7月時点で変動金利が年2.475%となっています。
これはイオン銀行の変動金利が年0.57%であることを比較すると、なんと約2.0%も高くなってしまうのです。共同住宅ローンの場合は、優遇金利がない、もしくはウェブサイトには掲載しておらず、都度営業マンとの交渉時にしか優遇金利の情報は出てこないという状況にあるため、公平に比較検討もできないのです。
銀行とノンバンクの大きな違いは、住宅ローンで融資するための資金の調達が低コストでできるかどうかと言っていいでしょう。銀行の場合、年率0.01%ほどの個人の預金、年率1.0%ほどの日銀からの借入などを住宅ローン資金として利用できるので、非常に低コストで資金調達が実現できているのです。
ノンバンクにはこれができないのです。どうしても資金調達の面で銀行よりも、高い金利、高いコストで調達するしかありません。結果として、住宅ローンで貸し付けできる金利が高くなってしまうのです。
調達コストが高くなり、金利を高く設定するしかないノンバンクの場合は、銀行の住宅ローンにあるような疾病保障、介護保障、グループ会社での買い物特典、などもほとんどありません。
つまり、ノンバンクの住宅ローンはおすすめできないということなのです。
ノンバンクの住宅ローンにもメリットがあるケース
とはいえ、ノンバンクだから持っている住宅ローンのメリットというのもあるのです。
これは「審査の通りやすさ」です。
100人の住宅ローン検討者がいたとしても、95人は銀行に行ってしまうため、5人のお客さんしかいません、しかも、質の高い、年収の高い、高額の利用者はほとんどが銀行に流れてしまうため、ノンバンクに来る人はその時点で審査場の評価が低い方であることが多いのです。
その分、審査のハードルも当然下がっていくため、ノンバンクの住宅ローンは審査に通りやすいのです。
それでも金利の高さから敬遠されることが多いノンバンクですが、フラット35であれば金利も横並びの最低水準になっていることが多く、金利が高いデメリットはなくなり、審査に通りやすいというメリットだけ残ることになります。
SBIモーゲージのフラット35などがそうです。
まとめ
基本的には、ノンバンクの住宅ローンは金利が高い、特典がないことから優先順位は一番低いと言っていいでしょう。
まずは、ネット銀行、大手都市銀行で住宅ローンを比較検討するべきです。
その結果、3社以上申込んでも、すべて審査に落ちてしまうという場合には、審査の通りやすいノンバンクでフラット35を検討するというのが賢い住宅ローンの選び方と言えます。