建ぺい率オーバーで借り換え審査NG
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローン審査
- 作者: 住宅ローン比較
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建ぺい率オーバーで借り換え審査NG
住宅の建ぺい率がオーバーしているため、住宅ローンの借り換え審査に通らないというケースもあります。ではどうすれば住宅ローンの借り換えができるのでしょうか?
そもそも、建ぺい率とは?
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合のことをいいます。この建ぺい率は、都市計画に基づき地域ごとに30%~80%の範囲で設定されているものです。
建ぺい率オーバーだと、なぜ住宅ローンが組めないのか
建ぺい率オーバーは、法律の不適合な物件ということになります。もちろん、建築時に法令に違反していれば違法建築ということになりますが、建ぺい率は数年おきに法令が改正されるため、建築時は合法だったが、法律の改正によって不適格な部分が出てくることもあるのです。これを既存不適格といいます。どちらにしろ、既存不適格の住宅は増築やリフォームの際に現行法に合う形で行わなければならず、厳しい基準が適用されるため、通常の物件と比べて担保価値が大きく落ちてしまうのです。
そのため、住宅ローンを取り扱う銀行ば、審査に既存不適格化どうか?というのを審査の項目に加えるところが増えてきているのです。
建ぺい率オーバーの場合の住宅ローン借り換えはどうすればいいのか
1.建ぺい率オーバーでも借り入れのできる銀行を探す
建ぺい率による融資実行は、すべて銀行の方針や担当者の判断によって決まってきます。特に法律で既存不適格物件には融資をしてはいけない。というような決まりはありません。そのため、銀行によって方針がまちまちなのです。1社の銀行に審査がNGになっても、他の銀行では審査が通ることもありえるのです。
2.現行法に合う形で減築をする
減築というのは、文字通り減らすということですが、物件によって、一部を取り壊すことで現行法の適用物件にすることが可能です。ただし、これはあまり現実的な選択肢とは言えないでしょう。まずは、融資をしてくれる銀行を探すのが一番の対策です。