総返済額を減らす三つのカギ…住宅ローンの借り換えが人気
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- 作者: 住宅ローン比較
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総返済額を減らす三つのカギ…住宅ローンの借り換えが人気
2012/7/15 読売新聞
住宅ローンの金利が過去最低の水準に下がっている。これから家を買おうという人だけでなく、すでにローンを返済中の人も、借り換えなどで負担を大きく減らせる可能性がある。
過去最低1.6%以下
6月から7月にかけ、三菱UFJ銀行や、みずほ銀行など大手各行は10年物の住宅ローンの固定金利を相次いで引き下げた。
最も優遇された条件の場合、三井住友信託銀行が年1・35%、三菱東京UFJと、りそなが1・4%など、民間銀行としては過去最低水準になった。ほかの大手銀も軒並み1・6%以下で、2007年春の平均金利に比べると1%超も下がっている。
この低金利を活用しようとして、住宅ローンを借り換える場合、手数料などが必要になるが、一般には「残額が1000万円以上、支払期間が10年以上残っている場合、金利が1%下がれば、借り換えのメリットが出る」と言われる。今の金利水準であれば、多くの人が当てはまりそうだ。
当初期間後に注意
ただ、各行の最も優遇された金利は、10年程度の当初期間が過ぎると、金利が上がるように設計されていることが多く、注意が必要だ。
例えば、3000万円を30年借りる場合、当初10年間は1・4%、11年目以降は2・4%のローンを借りると、総返済額は3917万円程度となる。これに対し、全期間1・45%のローンでは、総返済額は約3700万円だ。
繰り上げ返済で短期に返済する人には前者が、ゆっくり返済しようとする人には後者が向いている。
リフォーム資金に
多くの銀行は、住宅ローンの借り換えの際、リフォーム資金も住宅ローンに組み込むことができるようになっている。
最近は借り換えで金利負担が下がる分を、自宅のリフォームに充てる人も増えているという。みずほ銀行では、中古住宅を買う際のリフォーム資金も住宅ローンに組み込める。
住宅ローン比較ラボ編集部コメント
読売新聞の記事だが、いまいち要点をついていない。もちろん、30年全期間固定1.45%と、10年当初固定1.4%でそれ以降2.4%であれば、20年全期間固定1.45%の方が言いに決まっているが、、、そんな全期間固定金利の住宅ローン商品はない。フラット35でも、2%切るラインがぎりぎり。なので、上記を鵜呑みにするのではなく、今の欧州危機の影響で当分は景気が良くならず金利があがらないと考えているのであれば、当初期間固定ではなく、変動金利か全期間固定金利を選ぶべきだろう。