ゆうちょ銀行の住宅ローン参入に反対声明
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- 作者: 住宅ローン比較
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ゆうちょ銀行の住宅ローン参入に反対声明
2012/9/13 読売新聞
全国銀行協会など民間金融機関の8団体は13日、日本郵政グループのゆうちょ銀行が住宅ローンなどの新規業務を認めるよう国に求めていることに対し、「民業を圧迫する懸念が極めて大きい」として反対する共同声明を発表した。
民間金融機関が足並みをそろえて声明を出すのは異例だ。
声明では、ゆうちょ銀には間接的な政府出資があるため、「暗黙の政府保証」により有利に資金調達ができると指摘し、新規業務への参入は、完全民営化の実現への道筋をつけることが前提になると主張した。
巨大な規模のゆうちょ銀が適切にリスクを管理できなければ、金融システム全体を不安定化させる恐れがあると強調した。
住宅ローン比較ラボ編集部コメント
ゆうちょ銀行の住宅ローン参入は、民間の銀行などには大きな脅威であろう。逆を返せば、一般の利用者にとっては、今以上の条件の住宅ローンが登場する可能性が高いともいえるだろう。しかし、ことはそう単純ではなく、銀行にとって利益率のいい住宅ローンまで、利益の逓減が起こってしまうと、競争によるサービス向上ではなく、単純なサービスの停滞を起こしかねない。どうせ、いい商品を作っても、ゆうちょには勝てない。となるケースもあるだろう。低金利とサービス競争の波を受けて、今現在でも住宅ローンの収益性は下がってきていると言われている。ゆうちょ銀行もやりすぎない商品設計が必要だろう。