消費増税の前に家を買うならタイムリミットはいつ?
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- カテゴリ: 住宅ローン比較最新ニュース
- 作者: 住宅ローン比較
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消費増税の前に家を買うならタイムリミットはいつ?
2012/12/12
消費税前の駆け込み需要を期待してメガバンクは12月から金利を引き下げた。しかし、本当に駆け込み需要はあるのだろうか?消費者としては段階的な増税と減税の方針が決まらない状況で、今が金利の底だからすぐに買おう。とはならないのではないか?政府の選挙も不透明な状況で、不安がいっぱいで静観中というのが多くの方の気持ちだと思われる。
そこで、静観するなら、いつが本当のタイムリミットなんだ。というのを今一度ご紹介したい。
戸建ての場合
増税される日の6ヶ月前の前日までに締結した請負契約工事については経過措置という形で、物件の引渡しが増税実施移行でも改正前の税率が適用される。つまり、工事であれば2013年9月30日までに契約締結すれえば、5%の消費税のままで大丈夫ということになる。通常であれば、建築する家の設計やプランや建築家・ハウスメーカーの選定作業などに時間を取られる、というか一番楽しい時間なので、3ヶ月前には動き出す必要があるだろう。
もちろん、6ヶ月前を超えて契約をしても、引渡しが2014年3月31日までであれば消費税は5%のままで大丈夫だ。
分譲マンション、建売住宅の場合
引渡し日で税率が決まる。上記の経過措置は適用されない。つまり、2014年3月31日までに引き渡し完了が必要になる。
一般的にマンションの工期というのは、建物の回数+5ヶ月で計算される。3階建てなら、8ヶ月であるし、20回建てなら、25ヶ月約2年といったところである。つまり、タワー型の高層マンションを希望しているなら、ほとんど、今建っているものの中から選ばなければならない。候補の物件探しは今からでも、「引渡し日」をチェックしながら探し始める必要がある。
ちなみに以前の消費増税時には、中古住宅や完成済みの物件の『売買』でも少し改装などを加えたら、経過措置が使えるなどの抜け道が存在していましたが、今回に関しては、まだ決まっていません。
実際、駆け込み需要が起こるのであれば、物件価格は高止まりし、増税後は物件価格が下がるので、急いでも急がなくても変わらないというのが、編集者の考えですが、情報収集は絶えず行うことをお勧めします。