築25年以上の中古住宅でも減税適用
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- 作者: 住宅ローン比較
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築25年以上の中古住宅でも減税適用
2013/2/17
2013年度の税制改正大綱で住宅ローン減税の制度が見直されました。その中で多くの方が注目している減税額、控除額の拡大がありますが、その一方で中古住宅の購入における住宅ローン減税の適用も拡大されているのです。
今までは、築25年超のマンションは適用外だった
住宅ローン減税の中古住宅の適用条件
1.マンションなどの耐火建築物は取得日から25年以内に建築されたものであること
2.木造住宅は、取得日から20年以内に建築されたものであること
3.贈与や親族からの購入ではないこと
4.築年数を問わない場合は一定の耐震基準に適合するものであること
という条件があった。この制度は、現在の耐震基準にそったものであれば住宅ローンは適用しますよ。という意図が組み込まれているのだが、今回の住宅ローン減税の見直しでは、さらに適用条件が緩和されている。
そのひとつが「既存住宅売買瑕疵保険に加入していること」である。
既存住宅売買瑕疵保険とは、中古住宅の検査と保証がセットになった保険制度であり、中古住宅の販売事業者の中には、この保険に加入した物件のみを取り扱う会社も多く、既存住宅売買瑕疵保険にはいった中古住宅を探すのは容易であろう。また、個人がこの保険に入ることも可能なため、基本的には「中古住宅でもこの保険に入れれば住宅ローン減税は適用されますよ。」ということにほかならない。
政府としても、今後今ある建物資源を有効活用するためにリフォームや中古住宅の市場拡大を狙っている意図が反映された形である。中古住宅の購入を検討の方は、住宅ローン減税はほとんどのケースで適用されるので心配する必要はない。