住宅購入のチャンス?40歳未満の持家比率低下
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- 作者: 住宅ローン比較
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住宅購入のチャンス?40歳未満の持家比率低下
2013/7/4
国土交通省は、2日に国土交通白書の2012年データを公表した。40歳未満の方の持家比率が25年前の1983年と比較して42.2%から28.4%まで3割程下がったのだ。バブル期と比べてもという突っ込みはあるものの、不景気の状態が長く続き、将来への不安とデフレ経済による収入減から、持家比率が下がっているものと思われる。
住宅の購入を検討している方は、「じゃあ、俺も買うのは辞めておこうかな。」と不安になる方もいるかもしれないが、逆に考えればこれは住宅購入の大きなチャンと言えるだろう。
なぜなら、住宅の価格も、住宅ローンの金利も、すべては需要と供給で成り立っているからだ。持家比率が下がっているということは、新規で住宅購入するライバルが少ないことを意味する。つまりは、需要が少ない状態なのだ。需要がすくなければ、買い手が有利の構造になり、不動産会社も住宅の価格を下げざるを得ない。住宅ローンも借り換えが主流になっているのは、新規での借り入れ希望者が少ないことも影響そいているのである。
つまり持家比率の低下は、住宅購入を検討している方には有利に働くデータなのである。また可処分所得に占める家賃の割合も、40歳未満の2人以上の世帯で10.9%から14.9%まで上昇し、家賃の高い都内での暮らしを選ぶ人が増えてきている。これも裏返せば東京都23区内の住宅の価格はそれほど下がらないが、周辺地域の神奈川、埼玉、千葉で東京までの30分ぐらいの通勤圏でも、価格は下げざるを得ない状況になっていると考えられる。これは中古物件であれば尚更である。
20代でも、中古物件を神奈川、埼玉、千葉で東京に近いエリアで買うという選択肢も賢い選択になってくると思われる。