フラット35の融資率が9割に?
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- 作者: 住宅ローン比較
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フラット35の融資率が9割に?
2012/4/5 読売新聞
長期固定金利住宅ローンのフラット35の融資率が、4月から9割に削減された。
フラット35の融資率が9割に?
長期固定金利住宅ローンのフラット35の融資率が、4月から9割に削減されたと聞きましたが。
「フラット35Sエコ」の検討を
4月1日申し込み分から、新規取得時に、買取型の「フラット35」「フラット35Sベーシック」を利用するときの条件が変更されました。
これまでは建設費または購入価額の10割が融資の上限、つまり全額ローンが可能だったのが、9割に引き下げられたのです。残りの1割は「フラット35」以外で準備しなければなりません。
自己資金を用意すれば、借入額が減って返済負担も軽減されるので、それが一番いいのですが、難しい人は銀行などの民間ローンを利用する方法もあります。金融機関の中には、「フラット35」と合わせて10割まで融資する、パッケージ型のローンを実施しているところもあります。同時に耐震性能などが高い住宅に適用される、「フラット35Sベーシック」の金利引き下げ期間も短縮されました。
ただし、省エネ性能レベルが高い住宅が利用できる「フラット35Sエコ」は、今回の制度変更の対象ではありません。融資率上限は10割のままで、金利Aプランの場合、当初5年間、金利が年0・7%(東日本大震災の被災地は年1%)引き下げられ、6年目から20年目まで年0・3%の引き下げが続きます。
この「フラット35Sエコ」は今年10月31日申し込み分までの予定です。
住宅ローン比較ラボ編集部コメント
財政の不安がつきまとう、現在の日本経済、国政の影響を受けて、声域であった住宅金融公庫の財源にもメスが入るようになってきた。もちろん、急激な条件引き下げはないというものの、今後も景気が不安な状態では、財源も減らされる傾向が強くなるのは想像に難くない。固定型での住宅ローンを検討の方は、検討のスピードを上げるのも一考すべきだろう。条件のいい固定金利は、お早めに。