フラット35の利用が19%減。3年連続利用者減
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- 作者: 住宅ローン比較
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フラット35の利用が19%減。3年連続利用者減
2014/1/21
住宅金融支援機構が発表した2013年の「フラット35」の利用状況は、2012年を19%も下回る9万7091件になり、3年連続の減少という結果でした。
2010年の16万3332件から見ると、2013年の9万7091件は、約4割減という激減をしていることになります。しかも、住宅市場自体は消費増税の駆け込み需要もあって、2013年(1~11月)の新設住宅着工戸数は10%伸びている背景があるにもかかわらずです。つまり、約4割減以上にフラット35の利用者が激減していることになります。
大きな理由としては
- 政府の金利優遇措置の引き下げ幅が2012年10月から0.7%から0.3%に引き下げられたこと
- 駆け込み需要の中で、変動金利、短期固定金利の金利競争が激化し、大幅に低金利化が進んだこと
が挙げられます。
2014年も引き続き、この状況は変わらないと考えられ、一層変動金利や10年以下の短期固定金利人気が集まるのではないでしょうか。金利が上昇する兆しが見えたとき、もしくは再び政府がフラット35の優遇幅を引き上げたときが再びフラット35の利用に注目が集まるタイミングと言えます。
2014年も、変動金利と10年以下の短期固定金利を中心に動いていくでしょう。