三菱UFJ銀行も増税前の駆け込み需要狙いで金利引下げ
- 詳細
- カテゴリ: 住宅ローン比較最新ニュース
- 作者: 住宅ローン比較
- 参照数: 1687
三菱UFJ銀行も増税前の駆け込み需要狙いで金利引下げ
2014/1/24
先日、みずほ銀行が住宅ローン金利の引き下げを増税前の2014年3月末まで実施すると発表したが、これに続いて三菱UFJ銀行も住宅ローンの金利を一部引き下げを開始しました。
みずほ銀行が、当初2年固定金利を0.95%から0.55%に引き下げたのに対して、三菱UFJ銀行は21日から当初3年固定金利を1.4%から0.75%に引き下げました。
どちらも、2014年4月からの消費増税前までの期間限定の金利で、貸出の増加を狙っています。
駆け込み需要狙いの金利引き下げに注意が必要
上記の通りで、みずほ銀行も、三菱UFJ銀行も、当初2年、当初3年とう比較的短期間の金利引下げを実施しました。
一見、今がお得な金利引下げキャンペーンのように感じられますが、当初2年、3年だけの優遇金利であり4年目以降は高い金利が設定されるものなのです。
実際に住宅ローンは30年、35年というスパンで借り入れをするものなので、2年、3年というのはその中の1割にも満たない期間なのです。つまり、住宅ローン金利を比較する際に目先の2,3年の金利が低金利でも、残りの30年強の期間の金利が高ければ、総返済額というのは高くなってしまうからです。
例えば、三菱UFJ銀行の住宅ローンで
借入期間35年、3000万円の借入で金利変動がない場合
- 当初3年間 店頭金利から-2.35% 0.75%
- 4年目以降 店頭金利から-1.70% 1.35%
総返済額 36,903,108円
- ですが、ソニー銀行の変動金利 0.599%を利用した場合は
総返済額は 33,261,780円
と370万円の差が出てきてしまうのです。この当初3年間の間に金利が急上昇しない限りは2年、3年の当初固定金利を利用するよりは変動金利の方が総返済額は低くなるのです。
目先の金利引き下げキャンペーンに惑わされずに総返済額の低い住宅ローンを選びましょう。