どうしても返せないんですが?
- 詳細
- カテゴリ: 教えて住宅ローンQ&A
- 作者: 住宅ローン比較
- 参照数: 3852
どうしても返せないんですが?
住宅ローンが返せなくなると、住宅を手放すことになりかねません。最悪の場合、売却後に住宅ローンの支払いだけが残る可能性があるのです。もしもの売却時の流れも押さえておきましょう。
返済期問の延長や一時的な返済額の軽減では対応しきれず、どうしても住宅ローンが返済できなくなることがあるかもしれません。
そんなとき、借入先に相談しないでただ支払いが滞っているだけだと、住宅ローンの債権が保証会社などに移ってしまい、競売にかけられることになりかねません。
住宅ローンが払えなくなったときでも、同居の子どもや親しい親せきに安定的な収入がある場合は、
「親子や親せきの間で売却する」
「子どもに住宅ローンを引き受けてもらい、家を贈与する」
「引き続き住むことを承諾してもらった上でいったん第三者に売却し、賃料を払って住む」
などの方法が考えられなくもありません。
こうした方法は、借入先の承諾や協力してくれる人がなければ実行は難しいのですが、あらゆる可能性を探す意味でも、支払いが苦しくなってきたら、早めに相談する方がよいのです。
住宅を手放すしかないという場合でも、競売ではなく任意売却という方法がとれます。任意売却とは、借入先と話し合って、不動産業者を介して住宅を売る方法です。
競売と任意売却の決定的な違いは、競売よりも任意売却の方が自由度が高いことです。また、高い値段で売れることが多い、引っ越し費用などを不動産業者が負担してくれるなど、任意売却の方が何かと有利になるケースが多くあります。万が一の事態となっても、できるだけ任意売却になるよう、相談しましょう。