住宅ローンは何年くらいで組むのが安心ですか?
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- カテゴリ: 教えて住宅ローンQ&A
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローンは何年くらいで組むのが安心ですか?
住宅ローンを組むときには、返済期間を決める必要があります。期間を長くすればするほど借入可能金額は増えますが、収入が減る老後まで住宅ローンを持ちこすのは避けたいものです。
返済期間は65歳までが基本!
住宅ローンを借りる場合、返済期間が長ければ長いほど、借入可能額が増えます。たとえば毎月返済額を10万円とした場合、返済期間が20年では1803万円しか借り入れることができませんが、35年にすると、2598万円まで借り入れできます。
しかし、現在35歳の人が35年でローンを組んだ場合、払い終えるのは70歳のとき。会社員であれば、定年後までローンの支払いが残ることになります。定年後は収入も減るうえ、公的年金の先細りも予想されます。やはり住宅ローンは、定年までに完済するのが鉄則。このため、65歳から借り入れ時の年齢を引いた期間が返済期間の目安となります。
また、借入期間が長くなればなるほど、支払う利息が増えます。
借入金1000万円に対する利息は返済期間が20年なら331万円ですが、35年では616万円に増えます。
つまり、返済期間が20年から35年に伸びただけで、返す利息は300万増えてしまうのです。
これであれば、現役世代25歳から50歳ぐらいまでできっちり返せる早期返済プランを組んだほうが将来安心と言えるのではないでしょうか?
借入期間は1年でも短くすることが大切です。
同じ1000万円を金利3%で借りても、25年返済だと、総返済額は1423万円なのに対し、35年返済だと、総返済額は1616万円。同じ借入額なのに、総返済振は193万円も違ってしまいます。1000万円単位の話をしていると、感覚が鈍ってしまいますが、もしも、毎月の収入からコツコツ積み立てをしたら、193万円貯めるのに、いったい何年かかる-ことでしょう!そう思うと、返済期間は1年でも短く組んだほうがいいことが身にしみてわかります。