住宅の価格は2013年横ばいか?業界アンケート
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- カテゴリ: 教えて住宅ローンQ&A
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅の価格は2013年横ばいか?業界アンケート
住宅新報社が実施している「業界経営トップに聞く、新年(13年)の景況アンケート」によると半数の不動産業界の経営者が「好転する」と見ていることがわかった。しかし、「同様の状況」と「厳しくなる」も同数に登るなど、消費増税や住宅ローン減税の影響が読みきれない懸念もあきらかになったかっこうだ。では、住宅購入者としてはどう動くのが、いいのであろうか。
不動産流通価格は、アンケートではどうなると見ているのだろうか?昨年から中古住宅を中心として取引件数が回復基調にあるなら、取引件数に限れば2013年はさらに増加するとの回答が約7割にのぼった。しかしながら、価格については、「横ばい」との見方が半数を超え「上昇」を上回る結果に。
これは、政府の消費税増税に対する駆け込み需要の抑制施策として、住宅ローン減税や現金給付が行われるため、住宅購入需要が急増するわけではないことを示している。そのため、住宅の流通価格も微増に終わるのではないだろうか。今年に関しては、住宅ローン減税や給付の内容、住宅価格の推移を見ながら、購入時期を決めるのが賢い方法だろうか?編集者は、需給バランスを近郊に保つ施策が打たれるため、大きく住宅価格は動かないと見ている。あっても微増である。減税や現金給付の方針が固まったら、その後気に入った物件が見つかったタイミングで購入するのがいいのではないだろうか。
ちなみに、リフォーム業界は活発化すると見られている。「前年より活発化」が8割を超え、リフォームや増改築が増えていくだろう。「新築物件」だけでなく、「中古物件+リフォーム」という住まいまで、購入検討の幅を広げてみるのもひとつの方法である。