消費税増税前に買うべきですか?今買うべきですか?
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- カテゴリ: 教えて住宅ローンQ&A
- 作者: 住宅ローン比較
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消費税増税前に買うべきですか?今買うべきですか?
住宅ローンの購入を検討しています。消費税増税の前に買うべきか、どうかがわかりません。
大きくメリット・デメリットは変わりません。ご自身のタイミングで住宅購入をするのがいいと思われます。
住宅ローン減税とは所得税と住民税から住宅ローン購入費用のうちの借入額の一部を支払っている税金から控除される制度のことを指します。
2014年3月まで 消費税5%
10年間 毎年 住宅購入の借入額の1% 最大20万円まで減税される。
2014年4月から 消費税8%
10年間 毎年 住宅購入の借入額の1% 最大40万円まで減税される。
ということになります。
つまり、税抜き3000万円の物件をすべて借り入れをして購入する場合
2014年3月まで 消費税5%
購入金額 3000万円 消費税 150万円 控除額 20万円×10年間=200万円
2014年4月から 消費税8%
購入金額 3000万円 消費税 240万円 控除額 30万円×10年間=300万円
すべて控除にまわせるのであれば、消費増税後に購入したほうが10万円お得ということになります。2500万円の借入であれば、消費税増税前に購入したほうが25万円お得で3500万円の借入であれば、消費税増税後に購入したほうが45万円お得ということになるのですがことはそう単純ではありません。
そもそも、支払っている所得税が控除額に届かない場合。毎年30万円も所得税払っていないですよ。という方はすべての控除を使いきれないのです。また、同時に物件価格の相場というものも、頭に入れる必要があります。需要が重なれば必然的に物件の平均価格も上昇しますし、需要がなくなれば物件の平均価格も下がるのです。つまり、本当に消費税増税前がお得。であれば、需要が増えるため、物件の価格が上がってしまうのです。こう考えると、消費増税前だから急いで購入すべき、消費増税後まで待つべきというのは、あまり大きな意味を持ちません。
消費増税と減税の影響を気にするよりは、アベノミクスによる金利上昇の影響の方が総支払額に対する影響は大きいと思われます。