住宅ローン検討時に太陽光発電も検討すべき?
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- カテゴリ: 太陽光発電
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローン検討時に太陽光発電も検討すべき?
「住宅ローンを検討しているタイミングで、太陽光発電システムの導入を不動産会社から提案されたのですが、検討すべきでしょうか?」という質問を受けることも少なくありません。ここでは住宅購入時に太陽光発電システムを検討すべきなのか?について解説します。
資金に余裕があるのであれば、太陽光発電システムも検討しよう
単刀直入に言えば、資金に余裕があるのであれば太陽光発電システムの導入は検討すべきと言っていいでしょう。
なぜなら、今は太陽光発電システムを導入しても、10年~12年で元が取れて、それ以降は売電収入がある分、お得になるからです。
論より証拠「まずはシミュレーションをしてみましょう。」
「パナソニックの光熱費シミュレーション | エネピタ」で節約シミュレーションをしてみました。
試算条件
- 住まい:東京
- 設置するシステム容量:4.32kW
- 取り付け方向:南
- 現在の光熱費:電気代12000円、ガス代8000円
この試算でいえば、光熱費は年間で16万8800円削減されたことになります。
設置する太陽光発電4.32kWにかかる費用は、1kWあたりの平均が38.5万円なので、166万3200円です。
つまり、毎年16万8800円の節約なので、元が取れるまでにかかる時間は約10年ということになります。
さらに厳密に言えば、これは節約だけの試算であって、余った分を売電することが可能になるため、お得額額はさらに高まります。
- 電気を購入する場合 120kWhまで19円、300kWhまで25円、それ以上29円
- 電気を売電する場合 37円
※平成26年度データ
となっているため、購入している電気が0円になる自宅利用の節約よりも、余った電力を売る売電の方が3割~5割高い金額で売ることができるのです。
売電も加味すれば8年ぐらいで元を取ることも可能になります。
8年目で元が取れていれば、9年目から10年以上は年間16万8800円の節約が続くことになります。
もちろん、発電効率の低下、機械の不備などのトラブルもゼロとは言い切れませんが、メーカー保証や太陽光発電の販売施工店の保証なども充実しているため、20年ほどは安定稼働が見込めるものなのです。
上記のことから、太陽光発電システムは住宅購入と同時に検討しておいて損はないものと言えるのです。
余裕資金がないのであれば見送ろう
注意しなければならないのは、太陽光発電はあくまでも余裕資金で検討すべきものということです。
住宅ローンの諸費用ローンなどで、太陽光発電の設置費用をローンで借り入れすることもできますが、ローンの借入額が増えてしまいますし、金利も住宅のみと比較して増加してしまいます。
諸費用ローンを提供している銀行:「イオン銀行の住宅ローン」
さらに言えば、太陽光発電システムは担保価値はほとんどないものなので、住宅ローン審査の評価も下がってしまうのです。
このことから、あくまでも太陽光発電システムの導入を検討するのは余裕資金がある場合とすべきなのです。
太陽光発電システムは、その気になればいつでも導入できるものなので、住宅購入時に合わせて導入する必要性は少なく、貯金が貯まった時や想定外の臨時収入やボーナスが出たときなどに検討しても遅くはないのです。