火災保険比較のポイントと注意点。火災保険を選ぶときにはここを見る!
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- カテゴリ: 火災保険
- 作者: 住宅ローン比較
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火災保険比較のポイントと注意点。火災保険を選ぶときにはここを見る!
住宅ローンを組むときに同時に検討しなければならないのが火災保険です。
火災保険というのは、万が一家が火災による延焼や台風による災害、水害、ガス漏れなどの爆発、盗難による損害・・・
など火災以外にも色々な災害時に保険金が支払われる住宅の総合保険と呼ばれているものです。
地震を除いて、ほとんどの災害や事故に対応できるため、2012年のデータでは
持家を持っている人の中で火災保険に加入している割合 = 78.5%
にもなっているのです。
一方、火災保険に入る方が多い割に、火災保険の中身について十分に比較検討する人は圧倒的に少ないのが現状なのです。
多くの方が
「不動産会社に言われるままに決めた。」
「えっ、どの保険会社から入っても同じ保険料じゃないの?」
「住宅の何千万という金額と比較して安いから気にしなかった。」
と言われるがままに火災保険に入っているのです。
しかし、火災保険の選び方を間違えると万が一のときに保険金が下りるはずのものが下りないケースも出てくるのです。ここでは火災保険の比較方法を徹底解説します。
1.基本補償の有無をチェック
火災保険は一般的に下記の補償に対応して、保険金が支払われます。
ポイント:プランによって適用対象外の補償が出てくる
補償範囲 | 補償内容 |
---|---|
火災 | 失火、もらい火、放火などによる火災の損害を補償 |
落雷 | 落雷による損害を補償 |
破裂・爆発 | ガス漏れなどによる破裂・爆発の損害を補償 |
風災・ひょう災・雪災 | 風災・ひょう災・雪災の損害を補償(洪水、高潮等を除く) |
水災 | 台風や豪雨等による洪水などの水災の損害を補償(地震による津波を除く) |
建物外部からの物体の落下・飛来・衝突 | 自動車の飛び込みなどによる損害を補償 |
漏水などによる水ぬれ | 給排水設備の事故や他人の戸室で生じた事故に伴う漏水による水ぬれ損害を補償 |
騒擾(そうじょう)・集団行動等に伴う暴力行為 | 集団行動などに伴う暴力行為・破壊行為による損害を補償 |
盗難による盗取・損傷・汚損 | 盗難による盗取(とうしゅ)や損傷・汚損などの損害を補償 |
不測かつ突発的な事故(破損・汚損) | 誤って自宅の壁を壊した場合などの偶然な事故による損害を補償 |
火災保険はいくつかプランA、プランB、プランCという形で保険料に応じて上記の補償がすべて適用されるものとそうでないものが出てきてしまうのです。
とくに「盗難による盗取・損傷・汚損」「破損・汚損」や「水災」などの発生率の高いものが、安いプランでは補償からはずされているものもあるのです。
基本補償は上記すべての補償に対応できる火災保険を選ぶべき
なのです。
2.費用保険金の有無を確認
費用保険金というのは、火災保険の補償に該当する損害が出た場合にプラスαで保険金が支払われる無料付帯のオプションサービスのことを言います。
例えば
残存物取片づけ費用保険金
火事で建物が燃えてしまうと、その燃え残りを片づけるための費用が発生します。その費用も、火災保険の保険金にプラスして払ってくれるものです。
損害拡大防止費用保険金
火災、落雷、破裂・爆発の事故が生じた場合に、損害の発生および拡大の防止のために支出した費用(例えば、消火器の設置費用等)を火災保険の保険金にプラスして払ってくれるものです。
無料で付帯される費用保険金は、10種類以上を用意している保険会社もあれば、3種類ほどしか用意していない保険会社もあるのです。費用保険金の有無と内容、さらにその費用保険金には支払われる保険金の限度額が決まっているため、これらを比較検討すると火災保険の保険会社ごとの違いが鮮明になってくるのです。
3.家財の盗難保険の限度額、高額な家財の有無
火災保険の場合は、建物と家財、両方に保険をかけることができます。
家財に保険をかけた場合は、盗難時の補償もされるため、現金や預金証書(通帳)などの盗難にあって損害が発生した場合にも保険金が下りることになります。この補償される限度額が保険会社によって違うのです。
また、家財保険の場合には一つの家財に対しても限度額が設定されています。つまり、高額なもの「美術品」や「宝石」「ジュエリー」「高級時計」などをお持ちの方は、この家財の補償限度額に関しても確認しておく必要があるのです。
家財保険の家財に対する補償限度額をチェックする必要がある
ということなのです。家財の場合には事前に明記物件として契約時に盛り込むと限度額が1000万円程度まで増額することもできるので、明記物件での限度額も合わせて確認する必要があります。高額な家財を持っていないという方であれば、逆に限度額が低くても、保険料が安い火災保険を選ぶと良いでしょう。
4.総合的な補償と限度額、費用保険金をチェックしたうえで、保険料と比較する
上記の1~3の
- 基本補償の有無
- 費用保険金の有無と補償限度額
- 家財保険の補償限度額
項目を比較したうえで、火災保険ごとの保険料を算出し、総合的に希望にあった条件の火災保険を選びましょう。
当然
- 補償が充実していれば → 保険料が高い
- 補償が必要最低限であれば → 保険料が低い
という構造になっています。
複数の見積もりを集めるためには、一括見積もりサイトを活用する
火災保険を扱っているのは、全国的な損害保険会社では10数社しかありません。
一番、補償が充実して保険料の安い火災保険を選ぶ方法は、全部に全部に同条件で見積もりを取って、補償と保険料を比較することが確実な方法と言えるでしょう。
個別に見積もりを取ることを10数社繰り返すのは大きな手間になってしまうため、一括見積もりサイトの活用をおすすめします。
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地震保険は保険料も、補償も、どの保険会社から入っても同じ
火災保険で補償されない主な災害というのは、地震と地震による火災です。
そのために地震保険という保険があるのです。
火災保険と地震保険は似て非なるもので、火災保険は民間の損害保険会社が提供している商品ですが、地震保険は国が提供している商品なのです。
そのため、火災保険は保険会社によって補償や保険料が異なるのですが、地震保険はどの保険会社から入っても同じになるのです。保険会社は窓口として販売しているだけなのです。
地震保険で保険会社を比較検討する必要はないのです。決める必要があるのは、火災保険にプラスして地震保険を付けるかどうかの判断だけなのです。