後で後悔しないために住宅ローン申込時の注意点
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの基礎知識
- カテゴリ: 住宅ローン申込までの流れ
- 作者: 住宅ローン比較
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後で後悔しないために住宅ローン申込時の注意点
住宅ローンを申込む際に事前に知っておきたい注意点があります。後で後悔しないためにも、注意点を把握しておきましょう。
1.不動産提携ローンだけではダメ
一般的に分譲マンションや戸建て住宅を購入する場合には不動産会社に依頼して物件を探したり、説明を受けたりすると思います。たいていの不動産会社は「ローンの方はうちで紹介できます。」と住宅ローンについても営業してくると思います。これは、銀行から住宅ローンの顧客を紹介すれば不動産会社にマージン(手数料)が入ることになるためです。この不動産提携ローンが悪いわけではなく、金利も優遇されるなどメリットがあることもあるのですが、一番の難点は、ネット銀行の取り扱いが少ないこと、不動産会社に入る手数料が多いローンしか案内されないことなのです。
おすすめは不動産提携ローンを断るのではなく、あくまでも検討の選択肢のひとつとして残しながら、自分でもネット銀行の住宅ローンなどを中心に申込みをして、条件を比較検討することなのです。
2.申込み一社というのは危険!?
住宅ローンを申込むときに1社だけに申込むというのはあまりおすすめできません。なぜなら、審査に落ちてしまった場合、もう一度申込みから始めてしまうと、1~2か月余計に時間がかかってしまい、最悪のケースでは引き渡し日に入金できないという可能性も出てきてしまうからです。
住宅ローンに複数申込みをしても、実際には本審査通過後、最終的な意思確認が行われるため、そのタイミングで意中の住宅ローンでなければ断れば良いのです。仮に優先度1位の住宅ローン審査が通らなくても、2位の住宅ローン審査が完了していればタイムラグが発生せずに融資が受けられるからです。
おすすめは2社同時に申込むことです。
3.本当に返せるの?
最終確認の意味でも、本当に選んだローンの毎月の返済額が自分の収入から返済できるのか?について確認しましょう。とくに金利上昇が想定される変動金利の場合、10年ごとに1.0%の金利上昇のパターンでも毎月の返済額の推移を確認して、本当に返せるのか?最終確認をしておきましょう。
4.住宅ローン購入後の資金は大丈夫?
住宅を購入するため利用する住宅ローンでは「諸費用」と「頭金」だけで問題ないのですが、実際に新居を購入した場合にはこれらの費用以外にも「引っ越し代」「新居のインテリア代」「リフォームが必要な中古物件ならリフォーム費用」「太陽光発電やオール電化システムなどの費用」などそれなりにお金がかかってしまうのです。
仮にこれらの資金に不安があるのであれば、申し込む住宅ローンも、住宅ローンの金利と同じ金利でプラスアルファの諸費用などが借りられる住宅ローンの方がお得になる可能性があるのです。
諸費用が住宅ローン金利と同額で借りられる住宅ローン「SBI新生銀行」
5.住宅ローン減税の適用条件に合致している?
住宅ローンは「住宅ローン減税が適用されるのか?どうか?」で、数百万以上の返済負担が変わってきます。例えば、「借り換えで返済期間8年の住宅ローンを検討している。」これはアウトです。住宅ローン減税の適用条件は10年以上の借入が必要なのです。このように今一度物件自体も含めて住宅ローン減税の適用条件に合致しているのか?を確認しておきましょう。
6.使っていないクレジットカード、カードローンは解約しておく
「住宅ローンの審査なんて、大丈夫。」と言い切れる方には必要がありませんが、そうでない方の場合は利用していないクレジットカード、カードローンがあれば解約しておきましょう。借入額がゼロでも、利用していなくても、ショッピング枠、キャッシング枠が設定されているクレジットカードやカードローンなどの個人向無担保ローンがあると審査にはマイナス評価になってしまうからです。
7.申込書の内容は正確に書く
申込書の内容をなんとなくで記入してしまう方も多いようです。しかし、実際は申込書に誤字脱字誤記入が多いだけでも審査にはマイナスの影響がありますし、他社からの無担保ローンの借入額などを正確にかかなければ、銀行側が把握している借り入れ情報と差が出てきてしまいます。この申告額の差が多いと、審査には悪影響になってしまうのです。