フラット35の審査にかかる時間
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- カテゴリ: フラット35
- 作者: 住宅ローン比較
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フラット35の審査にかかる時間
フラット35の審査基準が以前よりは厳しくなっているといわれています。ここではフラット35の審査時間について解説します。
フラット35の審査の流れ
1.事前審査
- 銀行・モーゲージバンクなどの販売金融機関が行う
- 申込情報から、あきらかに審査が通らない方のみを足切りする
- 審査期間:当日~3営業日
2.本審査
- 住宅金融支援機構が行う
- 機構の審査基準にそって、本審査が行われる
- 審査期間:7日~14日
全体でフラット35審査にかかる時間・期間というのは8日~20日と考えておくと良いでしょう。
融資実行までの期間で考えると
- 契約
- 登記
- 書類の準備
- 適合証明書の申請・交付
などがあるので、+2週間~3週間を考えておく必要があります。
フラット35の申込みから融資実行までの期間は
4週間~8週間
ほどの時間必要になるのです。
「ARUHIフラット35では最短3営業日で本審査って書いてあったけど?」
と思った方もいるかと思いますが
これは金融機関側の表記の仕方の違いというだけです。
実際に
- 楽天銀行フラット35:本審査期間:7日~14日
- ARUHIフラット35:本審査期間:最短3営業日
と表記の方法が異なります。
しかし、審査するのは住宅金融支援機構ですから、楽天銀行経由でも、ARUHI経由でも、本審査の期間は変わらないのです。
ARUHIは「最短」という言葉をつけることで、今までに一番早く成立した本審査の数値を表示しているだけにすぎません。早い方が顧客にアピールできるからです。
住宅金融支援機構のウェブサイトでは「本審査期間:7日~14日」となっているのです。
フラット35の審査の内容
事前審査の審査内容
事前審査自体は、あってないようなものであり、銀行側はフラット35の審査に真剣ではないのです。これは、フラット35で債務不履行(貸し倒れ)にあっても、損失を被るのは、住宅金融支援機構であり、銀行ではないからです。
事前審査では、最低限の個人信用情報と申込情報を銀行側が確認します。
- 過去に債務整理をしていない
- 直近2年間に返済遅延を2回以上していない
- 申込条件に合致している
- 勤続年数が半年以上経過している
- ・・・
というような基本的な融資条件をチェックするだけの足切の意味合いの強いものとなっています。だからこそ「当日審査」「翌日審査」というようなスピード審査ができるのです。
本審査の審査内容
本審査では、住宅金融支援機構が審査をします。
- 物件の資産価値と借入額のバランス
- 適合証明書
- 技術要件
- 年収条件(返済負担率)
をクリアしているかを確認します。フラット35は住宅金融支援機構が投資家のお金を債権という形で調達して融資をしているため、フラット35の貸し倒れ率の高さは問題になっているのが現状です。そのため、まだまだ民間銀行の住宅ローンと比較するとフラット35の審査は甘いのですが、以前よりは審査基準は厳しくなっているようです。
主要銀行のフラット35の審査期間
ARUHIフラット35の場合
事前審査:最短当日
本審査:最短3営業日
楽天銀行フラット35の場合
事前審査:最短翌日
本審査:7日~14日
住信SBIネット銀行フラット35の場合
事前審査:1~3営業日
本審査:未記載