母子家庭の住宅ローン
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- 作者: 住宅ローン比較
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母子家庭の住宅ローン
母子家庭で住宅ローンを利用する場合、注意すべきことはなんでしょうか。ここでは母子家庭の住宅ローンについて解説します。
母子家庭でも住宅ローンは利用できるの?
もちろん、利用可能です。ただし、各銀行の住宅ローンの審査を通過しなければならないため、母子家庭であるか、どうかではなく、安定した収入があるか、正社員なのか、など通常の審査項目の方が重要になります。
母子家庭で審査の際に注意する項目
年収
これは年収自体を精査されるというよりは、収入に対する返済負担率が重要になります。収入が200万円なのに、年間100万円を返済しなければならない場合は返済負担率が50%となり、ほとんど審査は通らないでしょう。借入額を抑えるなどして、返済負担率を30%以下におさえる努力が必要です。年収は最低でも300万ぐらいが必要になってきます。
正社員、派遣社員、パート
母子家庭の場合、正社員でない方も多くいるかと思います。派遣社員やパートでは正直正社員に比べると審査のハードルは急にあがります。「安定した収入」というのが担保されないからです。この場合は、派遣社員やパートでも3年以上継続して勤めている事実なども重要になってきます。また、審査のハードルが上がる分、中古住宅を購入することで借入額を抑えたり、頭金を多めに払うなどをして別の部分で審査のハードルを下げる努力が必要になります。
母子家庭の住宅ローン成功のコツ
頭金を増やして審査のハードルを下げる
一般的に住宅ローンの販売価格に対する頭金は1割というのが相場です。3000万円の住宅なら300万円です。この頭金の割合が高くなればなるほど、銀行からの借入額も減るため住宅ローンの審査が軽減されます。まずは頭金を多めに用意することを心がけましょう。
中古住宅・中古マンション購入で借入額を少なくする
住宅ローンの審査では、中古住宅よりも新築住宅の方が借りやすい場合もあります。ただ、本当にものを言うのは、借入額なのです。借入額が少なければ少ないほど、銀行のリスクも減るので中古住宅や中古マンションなどお買い得な物件を探して自身の負担とともに審査のハードルも下げましょう。
親からの援助をお願いしよう
住宅購入に関する贈与であれば、非課税枠が拡大されています。平成25年中であれば、一般住宅は700万円分無税で贈与できるのです。相続対策にもなるため、親にお願いすることもひとつの方法です。
母子家庭の住宅ローン選びの注意点
収入が300万円以下の場合は、長期固定金利を選びましょう
母子家庭の場合、急激に収入が増えるということはなかなかないと思います。変動金利タイプを選んでしまった場合に金利上昇に伴う返済額の増加に対応できなくなってしまう可能性があります。返済総額では金利の引く変動金利方が断然低くて済みますが、リスクは大きいことを認識しましょう。