楽天銀行の「住宅ローン(金利選択型)」は審査に通りやすい!?
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- カテゴリ: 住宅ローンサービス分析
- 作者: 住宅ローン比較
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楽天銀行の「住宅ローン(金利選択型)」は審査に通りやすい!?
「低金利のネット銀行の住宅ローンに申込んだけど、審査に落ちてしまった。」
「低金利のネット銀行住宅ローンに申込みたいけど、審査に自信がない。」
という方は少なくありません。では、住宅ローン審査に通りやすいネット銀行ってあるのでしょうか?ここでは審査でおすすめの住宅ローン「楽天銀行 住宅ローン(金利選択型)」について解説します。
そもそも住宅ローン審査をする理由とは?
まず理解していただきたいのは住宅ローン審査というのは何のために行うのか?ということです。
住宅ローンは銀行が個人に対してお金を融資するサービスです。
銀行が危惧するのは「貸したのに返ってこないこと」です。これを「貸し倒れ」や「デフォルト」と言います。
住宅ローンで何千万というお金を融資したのに返済されずに
- 「夜逃げされて連絡がつかない。」
- 「返せなくなって自己破産してしまった。」
- 「返済ができない状態で担保である不動産を売却したがローン残高より安くしか売れなかった。」
という状況になってしまえば、そのまま銀行の損失ということになってしまうのです。
これを避けるために
- 「安定した収入がある方」
- 「返済を継続できる方」
- 「年収が十分にある方」
- 「過去に返済遅延や返済事故を起こしていない方」
- ・・・
をふるいにかけるのが住宅ローンの審査なのです。
住宅ローン審査をしても「貸し倒れ」や「デフォルト」はゼロにはならないため、住宅ローン審査はできるだけ貸し倒れ率を下げるために行うものとも言えるのです。
銀行や金融機関の審査ノウハウというのは企業秘密であり、審査通過率が高い状態のまま貸し倒れ率を下げることができる審査基準は「優秀な審査」と言われるのです。
審査は金利と反比例する!
- 金利を高く設定 → 銀行の収益は多い → 許容できる貸し倒れ率は高い → 審査は甘い
- 金利を低く設定 → 銀行の収益は少ない → 許容できる貸し倒れ率は低い → 審査が厳しい
という関係にあります。
だからこそ、低金利のネット銀行の住宅ローンは、銀行の利益が少ないため、審査は必然的に厳しくならざるを得ないのです。
逆に金利の高い地域にある信用金庫などの住宅ローンは金利高い分、金融機関の利益が大きいため、審査は甘くなるのです。
これを踏まえて、楽天銀行の「住宅ローン(金利選択型)」を見てみましょう。
楽天銀行の「住宅ローン(金利選択型)」は金利の幅が大きい住宅ローン
通常は、ネット銀行の住宅ローンというのは金利が一つの金利で確定されています。
例:2016年1月時点のソニー銀行の変動金利
変動金利:0.539%
「変動金利:0.539%」で貸すことを前提にして、住宅ローン審査が行われるのです。当然、これは業界トップクラスの低金利になるので、前述したように審査は厳しくなってしまいます。
例:2016年1月時点の楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」の変動金利
変動金利:0.658%~1.308%
楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」の場合、基準金利である1.308%に対して、審査をしたうえで「どのくらい金利優遇をするか?」を決定するのです。最優遇金利になった場合には0.658%という金利が適用されることになります。
審査によっては。0.8%になるかもしれませんし、0.9%になるかもしれません。まったく優遇なしの1.308%になる可能性もあるのです。
全く優遇がない1.308%の金利で審査が通る可能性もあるのです。
ソニー銀行の0.539%という単一の金利を前提にした審査と
楽天銀行の0.658%~1.308%という幅がある金利の中で審査をするのであれば当然、後者の楽天銀行の審査の方が金利は高くなるかもしれませんが、審査に通る可能性は高くなるのです。
0.658%~1.308%のように0.65%も適用金利に幅がある住宅ローンは、ネット銀行だけでなく、メガバンクや地方銀行にも存在しません。
楽天銀行の「住宅ローン(金利選択型)」は適用金利に幅がある分、審査で許容できる貸し倒れ率の範囲が広い住宅ローンと言えるのです。
審査がギリギリだったら、かなり高い金利で借りることになるのでは?
上限の基準金利でしか借りられない可能性はあります。
ただし、審査が終わった段階で適用金利が決まります。契約前に適用金利が決定するので、その適用金利に満足できない場合には、契約しないという選択肢も取れるのです。
他の住宅ローン審査に通らない状態であれば、楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」に申込んでみて、どのくらいの適用金利で審査が通るのか?確認するために申込むこともできるのです。
楽天銀行「住宅ローン(金利選択型)」の注意点
申込条件が設定されている
- 年収400万円以上
- 返済負担率30~35%以下
という申込み条件が設定されています。これがクリアできていないと、審査が通りやすい住宅ローンといっても、審査に通ることはありません。