30代子育てファミリー建売住宅
- 詳細
- カテゴリ: 住宅ローンをタイプ別比較
- 作者: 住宅ローン比較
- 参照数: 11717
30代子育てファミリー建売住宅
30代で子供のいるファミリーは、将来的な子供の学費・教育費の支出を考慮する必要があります。また、購入する住宅も、子供部屋やリビングの広さなど子供のためにある程度のスペースを確保する必要があります。つまり、冒険はできないのです。
子供のための費用は長期間必要、確実な資金計画を
子供のための費用は、小学校からはじまり大学進学まで。費用の負担は長期間続きます。そのため、住宅ローンの返済も安全な計画を立てる必要があります。変動金利などを選択してしまった場合に金利が増加したら、対応できなくなってしまうからです。まずは、フラット35などの長期固定金利を検討するのがいいでしょう。また、子供を増やさないこと、10年間など特定期間で負担が大きい時期が終わることが想定できるのであれば、当初10年固定の住宅ローンの利用も検討の余地があるでしょう。当初10年だと高校卒業ぐらいまでしか学費の担保はできませんが、その頃になると奥さんも、子育ての手が離れパートなどで収入を増加させることもできるでしょう。
パート収入は返済額削減型の繰り上げ返済に
パート収入がある場合は、返済額の削減型の繰り上げ返済に使いましょう。貯金する利率よりも、住宅ローンの返済に回す返済額の削減の方がお得なのです。また、期間短縮型よりも、毎月の返済額を減らす形で、子育てファミリーのリスクを減らしていくのです。
どうしても、変動型の魅力が捨てられない人はミックスプラン
安全な資金計画を練りたいけれども、変動金利の金利の低さ、将来の返済総額の少なさで、どうしても選択肢から外せないといった方も多いのではないでしょうか。その場合は、「全期間固定金利」タイプと、「変動金利」タイプの、2つの金利をミックスしてリスク分散をする方法もあります。はじめの10年間だけ、1000万円分変動金利を利用し、残りの金額を全期間固定金利に回すのです。下記のケーススタディでは、ミックスプランの場合の返済計画を紹介します。
このケースでは、2800万円のうち、1000万円を10年間の変動金利にして、残りの1800万円を35年間の長期固定金利にしています。このケースであれば当初10年間は14万6711円と高めの返済額が必要になりますが、11年目以降は59,627円と非常に安くなり、かつ総返済額も2800万円をすべて固定金利にするよりも、約230万円も負担が軽くなっています。毎月の返済額に不安があれば、この変動金利タイプの借入期間を延ばせばいいのです。ただし、変動金利というのは、時間が長くなれば長くなるほど金利上昇のリスクも上がるため、短い方が良いのです。
返済ケーススタディ
家族構成 | 夫31歳 会社員、妻29歳 パート、長女5歳 |
年収 | 夫450万円 妻100万円 |
貯金 | 500万円 |
購入希望物件 | 4LDK 95平米の建売住宅 |
物件価格 | 3100万円 |
諸費用 | 100万円 |
頭金 | 400万円 |
借入総額 | 2800万円 |
借入総額 | 2800万円 |
ローンの種類 | 全期間固定金利 |
金利 | 2.00% |
毎月の返済額 | 92,753 |
総返済額 | 38,956,501 |
繰り上げ返済実施時
借入総額 | 1800万円 | 1000万円 |
ローンの種類 | 全期間固定金利 | 変動金利 |
金利 | 2.00% | 0.88% |
毎月の返済額 | 59,627 | 87,084 |
当初10年返済額 | 146,711 | |
総返済額 | 36,666,031 |