借り換え時の保証料の返還
- 詳細
- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローン借り換え
- 作者: 住宅ローン比較
- 参照数: 106914
借り換え時の保証料の返還
新規の住宅ローンの申込の際に一括で保証料を支払った場合、住宅ローンを借り換えるなら戻ってくるのでしょうか?ここでは住宅ローン借り換え時の保証料の返還について解説します。
住宅ローン借り換え時に保証料は戻ってくる?
通常、住宅ローンの新規申込時に一括支払い型で保証料を支払った場合に、借り換えや繰り上げ返済によって、返済期間が短縮された場合に返還されることがあります。逆に言えば、返済されないケースもあるのです。
これは金融機関との契約書に「繰上返済・一括返済の場合の保証料の返戻についての契約条項」がある場合のみ、返還されると考えていいです。通常、この条項について契約時に十分な説明があるかというと、なかなか説明されていないものですので、銀行に確認するとよいでしょう。
しかし、金利上乗せ型の保証料の場合は、毎月保証料をその期間分支払っているようなものなので戻ってきません。
返還される保証料はとても少ない
基本的には保証料はもどってくるのですが、単純に借り入れ期間との兼ね合いで考えると非常に少ない割合しか戻ってこないのです。
保証料の返還事例
- 銀行A 住宅ローン返済期間30年 52万の保証料 6年経過 24万円
- 銀行B 住宅ローン返済期間35年 240万の保証料 5年経過 140万円
- 銀行C 住宅ローン返済期間35年 45万の保証料 5年経過 25万円
つまり、返済期間が30年以上でも、たった5年が経過しただけで50%しか戻ってこないのです。10年を経過した場合には、0%~30%まで返還の割合は下がってしまいます。
この返還金額の計算手法は、金融機関や保証会社によって異なりますが、そういうものだと考えるしかありません。
新規借り入れの方は、証料は返還されないものと認識して住宅ローンを選ぶ方が良いですし、借り換えを検討している方は保証料は戻ってこないものとして考えておかないと、とても落胆してしまいます。