住宅ローンと転職
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- カテゴリ: 住宅ローンをタイプ別比較
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローンと転職
住宅ローンの融資時期と転職時期がかぶってしまった場合に、どうすればいいのか?悩む方も多いと思います。ここでは、住宅ローンと転職の関係ついて解説します。
融資実行までには、転職をしてはいけない
住宅ローンの審査は申し込み時に仮審査と本審査が行われ、両方の審査に通れば契約をします。しかし、このタイミングで転職をしてしまうのはまずいのです。なぜなら、住宅ローンを融資する銀行は、信用情報に変化がないかどうか?融資実行直前にもう一度審査を行うのが一般的なのです。
転職ならまだしも、審査を通した上でカードローンなどで新しい借金が増えていたら困るからです。そのため、申し込みとは別の融資実行の直前にもう一度審査を行うのです。この審査は申し込み時の状況と変化がないかのチェックです。
もちろん、新しい借金が増えていれば、信用情報機関で一発でそのことがバレます。借金と違い、転職をした、会社を辞めた情報というのは、バレにくいのは、確かなのですが、前日に会社に在籍確認をする銀行もあるようです。バレてしまえば融資がご破産になる可能性が非常に高くなるのです。
通常、住宅ローンの審査で勤続年数は最低1年以上というのが一般的と言われています。そのため、融資実行前に転職するのはリスクが大きいのです。
融資実行後でも、借主には報告義務がある
住宅ローンの借り入れ約定には、借主に重大な変更があった場合の報告義務といった条項があるのが一般的です。つまり、転職や退職をして職業や年収が大きく変化する場合は、規定上は、報告しないといけないのです。もちろん、報告していない方の方が多いとは思いますが、その場合は完全に自己責任で一括返済を求められるリスクもあるのです。
ではどうすればいいのか?
安全策を取るならば、転職後1年経ってから住宅ローンを申込む
一番安全な方法は、転職してから住宅ローンを申し込むことです。3年、5年先というなら待てない以上も多いと思いますが、今は最低1年でも審査には通るようです。
同じグループ内の転職や、ヘッドハンティングの場合は、事前に銀行に相談する手もある
転職が一般的な昨今では、収入条件がよくなる場合、同じグループ内の場合など、銀行も柔軟に対応してくれるケースが多いようです。信頼関係も重要であるため、隠さずに転職のタイミングと条件の向上を相談してみることもできます。この時点で住宅ローンがご破産になることもありますが、住宅を購入してから一括請求されるよりは断然ましです。契約後に相談しても意味がないので、契約前に相談しなければなりません。