長期優良住宅でお得な住宅ローン
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの基礎知識
- カテゴリ: 住宅ローンと税金
- 作者: 住宅ローン比較
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長期優良住宅でお得な住宅ローン
長期優良住宅の認定を取れている住宅の場合、様々な税制面でのお得があります。ここでは、長期優良住宅とそのメリットについて解説します。
長期優良住宅とは
長期優良住宅とは、2009年に施工された法律「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に定義れているもので、
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅
とされています。
つまり、政府は長持ちする住宅資産を増やすことを意図した政策と言えるでしょう。ただし、実質的には海外の住宅は平均寿命が70年~80年のところ日本の住宅は20年~30年ほどと短い理由は、住宅の質の問題ではなく、相続税が高いこと、相続時に狭い土地をさらに分割する必要があることで建て替えを余儀なくされてしまうことが問題なので、見当違いな政策ではありますが、それでも税制上の有利なポイントが多いため、購入時には長期優良住宅の認定があるのか、ないのかも大きなポイントになってくるのです。
ちなみに、長期優良住宅は他の住宅に比べて10%ほど物件の価格が高くなるといわれています。
長期優良住宅の認定条件
では、どういった条件をクリアしていれば長期優良住宅と認められるのでしょうか?
劣化対策
- 構造躯体の使用継続期間が100年以上
耐震性
- 大規模地震力に対する変形を一定基準を下回る措置
維持管理の簡単さ
- 清掃、点検、補修、更新などの維持管理がしやすい措置
可変性
- 住む人のライフスタイルに合わせた間取りの変更がフレキシブルにできること
バリアフリー性
- バリアフリー対応ができていること、将来のバリアフリー改修に対応できること
省エネルギー性
- 必要な断熱性能
居住環境
- 周囲の環境や地区計画、景観や条例に配慮されていること
住戸面積
- 一戸建て75平米以上、共同住宅55平米以上
維持保全計画
- 定期的な点検・補修に関する計画が作られていること
長期優良住宅の税制メリット
住宅ローン減税の上限が高い
控除対象の住宅ローン減税の上限が一般の住宅+1000万円
- 平成25年~26年 一般2000万円 長期優良住宅3000万円
- 平成26年~29年 一般4000万円 長期優良住宅5000万円
投資減税型の特別控除
居住者が長期優良住宅に住むと性能強化費用相当額(最高650万円)の10%が所得税から控除される
登録免許税
- 所有権保存登記 一般住宅特例 0.15% 長期優良住宅 0.1%
- 所有権移転登記 一般住宅特例 0.3% 長期優良住宅 戸建て0.2% マンション0.1%
不動産取得税
- 一般住宅:1200万円 長期優良住宅:1300万円
固定資産税 減税措置期間
- 戸建て 一般住宅 3年間 1/2 長期優良住宅 5年間 1/2
- マンション 一般住宅 5年間 1/2 長期優良住宅 7年間 1/2
上記の通りに、税制優遇が盛りだくさんなのが長期優良住宅です。さらに住み心地や不動産としての担保価値、資産価値も上がるため、多少価格が高くても、検討する価値のある住宅と言えるでしょう。