団体信用生命保険の審査
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- カテゴリ: 住宅ローンと保険
- 作者: 住宅ローン比較
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団体信用生命保険の審査
団体信用生命保険、通称団信の審査はどういう基準で行われているのでしょうか?団信の審査が通らなければ、民間の銀行から住宅ローンを借りることはできません。ここでは団信の審査について解説します。
団体信用生命保険の審査基準
1.申し込み前の直近3ヶ月の病歴
直近3ヶ月で医師の治療や指導、投薬などを受けたかどうか?
2.直近3年以内の手術や2週間以上の治療歴
直近の3年間に下記の病気になったことがあるか?また、手術を受けたことがあるか?
継続性の無い、軽度の疾患→治癒後3~6ヶ月後
(盲腸手術、入院を伴う骨折、痔の手術等)
継続性の殆ど無い疾患→治癒後1~2年後
(ポリープ摘出、ヘルニア手術、入院を伴う肺炎等)
継続性のある疾患、もしくは重度の→疾患治癒後3年
(精神疾患、結核、腫瘍摘出手術等)
3.現在の身体の状態
手足や背骨、視力、聴力、言語、そしゃく機能などに障害があるか?どうか。
上記の条件は、参考であり、実際団信の審査基準は公開されてはいませんが、おおむね上記のような項目が見られます。重要なのは、最大でも治癒後3年あれば、団信の審査は通る可能性が高くなるということです。
一度、病気をして団信を断られても、再度3年が経過すれば通る可能性があるということです。
団信の告知内容
実際の団信の告知内容は以下のようになっています。
つまり、下記の項目で団信の加入審査が行われていることになるのです。
- 最近3ヶ月以内に医師の診察・投薬・治療・指示(要経過観察を含む)・指導を受けたことがありますか?
- 過去3年以内に下記の病気で、手術を受けたことまたは2週間以上に渡り医師の治療・投薬を受けたことがありますか?
- 狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、先天性心臓病、心筋症、高血圧症
- 脳卒中(脳出血・脳梗塞、くも膜下出血)、脳動脈硬化症
- 精神病、ノイローゼ、てんかん、自律神経失調症、アルコール中毒
- ぜんそく、慢性気管支炎、肺結核
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、すい臓炎
- 肝炎、肝硬変、肝機能障害
- 腎炎、ネフローゼ、腎不全
- 緑内障、網膜の病気、角膜の病気
- ガン、血腫、白血病、腫瘍、ポリープ
- 糖尿病、リウマチ、膠原病、貧血症、紫斑病
- 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、乳腺症
- 手・足の欠損または機能の障害はありますか?または、背骨(脊柱)・視力・聴力・言語・そしゃく機能に障害がありますか?
団信の審査に通るコツ
正直に詳細の病状を記載することです。
そもそも、団信に関しては通常の生命保険よりも審査基準は低く設定されています。保険会社が情報不足で審査NGにしないように、詳細の情報をこちらから提供することが重要なのです。