自分が住まない家の住宅ローン
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- カテゴリ: 住宅ローンをタイプ別比較
- 作者: 住宅ローン比較
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自分が住まない家の住宅ローン
自分で住宅を保有している場合、親の家の住宅ローンを組もうと思っていても、通常は住宅ローンを利用することができません。
親の住宅購入に住宅ローンが使えない理由
住宅ローンが「本人の居住する住宅」を購入するときのローンであるためです。そのため、同居するなら可能ですが、そうでない場合で、家族の住宅購入を支援するローンを組もうとすると「住宅ローン」ではなく「セカンドハウスローン」という別のローンになってしまうのです。
「セカンドハウスローン」の金利は「住宅ローン」の数倍高い
三菱UFJ銀行の金利 ※2013年9月現在
セカンドハウスローン
- 変動タイプ 3.275%
- 当初10年間固定 4.500%
住宅ローン
- 変動タイプ 0.775 % ~ 1.075 %
- 固定10年 1.50 %
です。住宅ローンの約3倍~4倍も高い金利でローンを組まなければならなくなってしまうのです。これは住宅ローンは基準金利から大幅に優遇される優遇金利が適用されますが、ニッチなローンであるセカンドハウスローンは基準金利のままであることが多いことが理由と言えるでしょう。
しかし、住宅購入経験者であれば、この4%前後の金利で住宅を買うということは非常に大きな返済負担になることを知っているかと思います。
自身が住まない住宅の購入費用を住宅ローンで利用することはできるのでしょうか?
フラット35なら、家族の住宅も利用できる
実は、フラット35には
「申し込みご本人が所有し、かつ、親族がお住まいになる住宅の建設または購入のための住宅ローン」
に利用できるという一文があるのです。
つまり、フラット35であれば、自身がすまなくても、家族(親族)の方が住む住宅であれば利用できるのです。
ただし、一点注意が必要なのが住宅ローン減税は自身が住むことが前提なので、対象外になることです。
自分が住まない親族のための住宅購入のローンを組む場合はフラット35を利用するのがお得といっていいでしょう。