住宅ローン審査通りやすさランキング
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- カテゴリ: 住宅ローン審査
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローン審査通りやすさランキング
住宅ローン審査で通りやすい住宅ローンの順位というのはどうなっているのでしょうか?住宅ローン審査は銀行によって基準が変わってくるため、一概に審査の通りやすさというのはわかりませんが、口コミなどの情報や銀行のビジネスモデルから推測することは可能になります。ここでは住宅ローンの種類ごとで審査が通りやすいものを紹介します。
審査通過の可能性が高い住宅ローン:1位「フラット35」
フラット35は住宅金融支援機構が民間金融機関と提携して提供している住宅ローンです。民間銀行の住宅ローンに申込んで審査に通らなかった場合には、フラット35を検討すべきと言われるぐらい審査が通りやすい住宅ローンと言えます。
審査に通りやすい理由は、審査基準が民間の銀行と大きく異なることが要因になります。
通常、民間銀行の住宅ローン審査では、物件の担保価値や借りる人の個人信用情報などを重点的に審査し、「貸し倒れすることがないか?」をチェックするのです。
貸し倒れが発生してしまえば、そのまま銀行の損失になってしまうため、審査の目的は「貸し倒れをするかしないか?」をチェックすること以外にはないと言っていいでしょう。
どんなに性格が悪くても、どんなに世間的にマイナスな職業に就いていても、「貸し倒れ」しなければ関係ないのです。
民間銀行の場合は、ビジネスが前提であり、損失を出さないために審査をするのです。
一方、独立行政法人、つまり公的な機関である「住宅金融支援機構」の場合は、市場原理に基づいているわけではありません。税金を使って、住宅供給を支援することが大きな目的となっています。
収益を上げることが目的ではないのです。
そのため、フラット35の審査は「貸し倒れをするかしないか?」ではなく、決められた融資の条件(要件)に合致しているかどうか?きわめてお役所的な判断で行われるのです。
最近では、それにしても貸し倒れが多いと問題になっているぐらいなのです。いくつか民間銀行の住宅ローンに申込んで、審査に通らな方場合に最後の手段としてフラット35を選択肢に入れておきましょう。
審査通過の可能性が高い住宅ローン:2位「ネット銀行の住宅ローン」
ネット銀行の住宅ローンとメガバンクの住宅ローンで審査のハードルが違うのはなぜでしょうか?
簡単に言えば、ネット銀行の方が会社の運営コストが著しく少ない為、許容できる貸し倒れ率が大きくなっているのです。
単純に、メガバンクの場合
- 店舗の賃料
- 店舗の光熱費
- 店舗にいる行員の人件費
- 営業担当の営業コスト
- パンフレットの制作費、印刷費
が店舗の数だけ必要になります。しかし、ネット銀行の場合は、これらのコストはほとんど発生せず、コストが安いインターネットだけで多くのことが完結するようにできています。
パンフレットはありませんし、営業マンもいません、店舗も本社以外はないことが多く、光熱費も賃料も発生しないのです。
つまり、同じ住宅ローンを販売しても、ネット銀行の住宅ローンの方がコストが少ない分、利益が大きいということになります。利益が大きければ、許容できる貸し倒れ発生の割合も大きくなるため、メガバンクよりも比較的審査のハードルは低く設定されているのです。
審査通過の可能性が高い住宅ローン:3位「地方銀行の住宅ローン」
地方銀行の場合は、地元密着が前提となっているため、メガバンクよりも、地元の人に対して、預金や相続、保険などトータルでサービス提供していることが多いのです。
そのため、住宅ローン単体での収益性をきっちり管理しているかというとメガバンクほどではないのです。
さらに言えば、住宅ローン審査の体制や方法論も、古い人的な判断などを重視しているところもいまだに多く、付き合いなどの関係性やゴリ押しなどでも、審査に通る可能性があるのです。
審査通過の可能性が高い住宅ローン:4位「メガバンクの住宅ローン」
やはり、いちばん審査が厳しくなってしまうのは大手都市銀行:メガバンクの住宅ローンです。
全国展開していることで運営コストも大きくなってしまい、かつネット銀行の低金利構成に合わせて金利も引き下げているため、得られる利益がかなり減少していっているのです。
利益が少なくなれば、当然、貸し倒れに対する警戒心も高くなるため、審査は必然的に厳しくなってしまうのです。
まとめ
住宅ローン審査は、大まかにみると上記のような審査の難易度の差があるのです。とはいえ、銀行によっても審査記事運というのは変わってくるため、すべてが上記に当てはまるわけではありません。
住宅ローン審査だけを考えた場合におすすめの住宅ローン選びとしては
金利も低金利のネット銀行で2つほど候補を選び、住宅ローンに申込んだうえで、両方とも審査に落ちてしまうようでしたら、フラット35や地銀の住宅ローンを検討するという方法です。
どうしても、メガバンクが良いという方は、まずはメガバンクに申込んでみて、審査に落ちたらネット銀行、フラット35と徐々に審査の難易度を調整していくと良いでしょう。