20代共働き新築マンション
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- カテゴリ: 住宅ローンをタイプ別比較
- 作者: 住宅ローン比較
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20代共働きのDINKSが3600万円の新築マンション購入を検討している場合
20代共働きのDINKSは、実は返済に余裕があるように見えますが、大きくライフスタイルが変わってしまうリスクが大きい家庭とも言えます。住宅ローンの借入期間は短くし、繰り上げ返済を併用しながら、早期返済をとことん実施すべきです。
20代共働きのDINKSがかかえるリスクとは
20代共働きのDINKSがかかえるリスクとは、いったいどのようなものがあるのでしょうか?20代共働きのDINKSは、ライフスタイルが変わる可能性が多くあります。出産や病気、疾病や離婚まで、多くの変化が近い将来起きてくるでしょう。単身者と違うのは、その変化が起きた場合に収入が変動してしまうことです。返済額、返済負担率に余裕があるからといって、おしゃれな都会のマンションを購入してしまうと、子供ができたときに対応できなかったり、出産時に会社にいれなくなり、収入が夫だけになってしまい返済に苦慮するなど、様々なケースが想定されます。
では、そんなDINKSにおすすめの住宅ローンの選び方はというと、繰り上げ返済の活用なのです。はじめに2人分の収入をあてに住宅ローンを組んでしまうと、それがなくなった時に毎月の返済額が重荷になります。であるならば、初めから1人分の収入でも返済できるラインの住宅ローンを組んでおいて、繰り上げ返済の金額を初めから決めて返済しておくのです。そうすれば、いざという時には、この繰り上げ返済の毎月決めていた額をなくすだけで済むのです。
下記の例では、夫だけの場合年収は400万です。この年収の返済負担率を30%にしておけば、平均の25%よりも滝ですが単独での返済も可能なラインです。その想定で住宅ローンを組んで、実際は世帯年収の返済負担率20%まで繰り上げ返済を活用しながら返すのです。
夫だけの年収で考えた場合400万円で3200万円の借入であれば金利0.88%で返済期間は30年です。返済負担率30%で毎月の返済額は約10万円です。ここに妻の年収も加味して世帯年収の返済負担率を20%にした場合、毎月の返済額は12.5万円になります。毎月2.5万円は、繰り上げ返済を続けるのです。そうすれば、共働き期間がずっと続いた場合、23年6ヵ月での完済が可能です。収入減の状況が起きても、30年で無理せずに完済できるのです。
また、マンション選びの段階でも子供ができることは想定して、間取りの広めのマンションを選ぶべきでしょう。
返済ケーススタディ
家族構成 | 夫28歳 会社員、妻26歳 会社員 |
年収 | 夫400万円 妻360万円 |
貯金 | 500万円 |
購入希望物件 | 2LDK 70平米の新築マンション |
物件価格 | 3600万円 |
諸費用 | 100万円 |
頭金 | 400万円 |
借入総額 | 3200万円 |
ローンの種類 | 変動金利プラン |
借入額 | 3200万 |
毎月の返済額 | 101,170円 |
返済期間 | 30年 |
金利 | 0.88% |
総返済額 | 3,643万円 |
繰り上げ返済実施時
毎月の返済額 | 126,170円 |
返済期間 | 25年5ヶ月 |
金利 | 0.88% |
総返済額 | 3,544万円 |