フラット35の団信費用と民間生命保険会社の保険料のお得度比較
- 詳細
- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 徹底比較!どっちがお得
- 作者: 住宅ローン比較
- 参照数: 10558
フラット35の団信費用と民間生命保険会社の保険料のお得度比較
フラット35に加入を検討している方は、万が一の特に住宅ローンの返済を免除してもらえる団体信用生命保険への加入が義務付けられていません。しかし、入らないというのも、残された家族のことを思うとかなり不安になってしまいます。ここではフラット35の団信にかかる費用と民間生命保険会社の保険料のお得度を比較します。
フラット35の団信のおさらい
- フラット35は、団信の加入が義務付けられていません。
- 民間の住宅ローンの場合は、団体信用生命保険への加入が審査条件になっています。
- フラット35で団信に加入する場合は有料です。
- 民間の住宅ローンの場合は、団信の費用は銀行が負担するので無料です。
ということなので、民間銀行の住宅ローンを選ぶのであれば考える必要はありませんが、フラット35を利用しようとしている場合は、団信への加入も検討しなければなりません。
フラット35の団信費用と民間生命保険会社の保険料の比較
前提条件
- フラット35 借入期間30年 死亡時の保険 借入額 3,000万円 金利2.5%
- 生命保険 保険期間30年 死亡時の保険 保険金額 3,000万円 年齢30歳 ※ライフネット生命で試算
- フラット35の団信特約料総額(概算)は 1,842,300円です。
- ライフネット生命の定額死亡保険の保険金額総額(概算)は 2,582,640円です。
- 740,340円団信の方がお得な結果になっています。
しかし、これは実は比較の方法が公正ではないのです。なぜなら、フラット35の団信は返済額が免除されるだけなので、例えば25年後であれば残債が500万円程度になっているので保険が適用されるのが500万円分です。ライフネット生命の生命保険の場合、25年後であっても、3000万円戻ってくるので500万円で残債を返済しても、2500万円得をしてしまうのです。
つまり、本来は借入額を平均した1500万円で生命保険の方が算出すべきなのです。借入期間の半分よりも手前で死亡してしまった場合は、残債に届かない可能性もありますが、借入期間の後半の方がリスクが高いので、半分で試算しても問題ないと考えます。
前提条件
- フラット35 借入期間30年 死亡時の保険 借入額 3,000万円 金利2.5%
- 生命保険 保険期間30年 死亡時の保険 保険金額 1,500万円 年齢30歳 ※ライフネット生命で試算
- フラット35の団信特約料総額(概算)は 1,842,300円です。
- ライフネット生命の定額死亡保険の保険金額総額(概算)は 1,336,320円です。
- 505,980円ライフネット生命の方がお得な結果になっています。
厳密に言えば、団信と生命保険では特徴が違うために、一概にどちらがいいかとは言えませんが、試算の結果では、生命保険の方が50万円ほどお得になるという結果になりました。フラット35を利用して、団信を検討している方は、生命保険も選択肢に入れてシミュレーションしてみると良いでしょう。