住宅ローン審査通過のコツ10選
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローン審査
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローン審査通過のコツ10選
「住宅ローンなんて誰でも借りられるんでしょ?」なんて思っているあなたは、実際に審査の場面になったら意外に審査が厳しくて慌ててしまうかもしれません。
確かに、不況になって長いこのご時勢の中では銀行は企業融資に消極的で、住宅という担保が取れる住宅ローンに軸足を移しているのは間違えありませんが、それでも貸し倒れをしないために様々な角度から住宅ローンの審査を行っているのです。ここでは住宅ローン審査通過のコツを紹介します。
1.住宅選びで担保評価の高い物件を選ぶ
住宅ローン審査は住宅選びからはじまっているのです。もうすでに物件が決まっている方の場合は難しいかもしれませんが、基本的には住宅が担保になるため、担保評価の高い物件の方が住宅ローンの審査というのは通りやすくなるのです。担保評価は物件の購入価格とは別物で、駅チカ、角部屋、南向き、耐震、セキュリティ・・・など年数が経過しても物件を売却したときの価格が下がりにくいことが担保価値につながってきます。買い手がつきやすい物件ということです。逆にデザイナーズマンションのようなその人の好みに依存する万人受けしない物件は価格は高いけど担保評価は低いということになりかねません。
2.住宅ローン審査の前に余計なクレジットカードは解約する
住宅ローンに申込む前に、利用していないクレジットカードがあれば解約しておきましょう。1円も使っていないクレジットカードでも、ショッピング枠やキャッシング枠が設定されていればいつでも借金できる状況とみなされるため、審査の評価は下がってしまうのです。
3.住宅ローン審査の前に余計なカードローンも解約する
カードローンなどのローンも同様に利用していないのであれば解約まできっちり行っておきましょう。自動車ローンなどの担保があるローンと無担保のカードローンを比較すると圧倒的に無担保のカードローンがあった方が審査の評価は下がってしまいます。
4.頭金を最低1割は貯めてから
最近では、自己資金ゼロでも物件購入額の全額を借りることのできる住宅ローンが増えてきました。さらにそれ以外にも転居先のインテリアや引っ越し代、リフォーム料金などプラスアルファの諸費用まで借りられる住宅ローンも存在します。しかし、頭金は少なければ少ないほど、住宅ローン審査は厳しくなります。メガバンクであれば、頭金が2割を超えると金利が下がるぐらい重要なものなのです。2割の頭金を貯めるのはなかなか難しいこともあると思いますが、物件価格の1割は貯金をしてから住宅ローンを利用するというのも賢い方法なのです。
5.申込フォームや書類に嘘はつかない。ちゃんと調べる
住宅ローンに申込む場合は、インターネット上の申込みフォームや申込書類に情報を記入する機会が多くなります。実は住宅ローン審査では、この入力内容に虚偽の内容があると審査に落とされてしまう可能性があるのです。例えば、他社からの借入額が自分で把握している金額は40万円だったとうる覚えで記入してしまっても、実は銀行はあなたの他社借入額の正確な数字を知っているのです。これが倍の80万円だったとしたら、虚偽の申告をしたととられてもおかしくありません。ウソをつく友人にお金を貸すのは嫌なように、虚偽な申告をする方に銀行も厳しいと考えましょう。
6.申込フォームや書類は誤字脱字、誤入力も気を付ける
申込みフォームや申込書類に書く文字の正確性というのも少なからず審査に影響してきます。誤字脱字や誤入力が多い方というのは不真面目な性格と判断されてしまいます。誤字脱字にも気を付けて正確な情報を記入しましょう。
7.転職直後なら半年は待とう
住宅ローンの審査では勤続年数というものが評価されます。これは勤続年数が長ければ長いほど、すぐにやめたりしないため収入が長期間安定しているとみなされるからです。逆に勤続年数が数か月という場合には収入の安定性が疑われてしまいます。最低でも転職直後であれば半年は待ってから申し込むと良いでしょう。
8.年齢が高い方は、借入期間を短く設定する
住宅ローン審査で重要視されるポイントに「完済時年齢」というものがあります。これはその住宅ローンが完済するのが60歳なのか、70歳なのか、80歳なのか、というものです。この年齢が高いと年金収入しか期待できない期間がながく続くため審査の評価は下がってしまうのです。たとえば、50歳で住宅ローンを利用しようとしている方が35年ローンにした場合には完済時年齢は85歳になってしまいます。これでは審査には通りにくいので借入期間を20年で完済時年齢は70歳というように短くする必要があるのです。
9.返済負担率を抑える住宅ローン選び
返済負担率というのは、収入に対しての返済額の割合です。年収500万円で毎年の返済額が100万円であれば返済負担率は20%ということになります。この返済負担率を低くすることで審査には通りやすくなります。全国平均は20%~25%、35%を超えると審査は厳しくなってきます。返済負担率を抑えるためには金利の低い住宅ローン選びが重要になってきます。
10.住宅ローン審査通過のためには複数の住宅ローンに同時に申込む
住宅ローン審査というのは決して一律のものではなく、銀行によって、時期によって、違うものなのです。同じ人が同じ条件で申し込んでも、A銀行はNGでB銀行はOKということも往々にしてあるのです。申込んで審査を依頼するだけなら何社申し込んでも問題ないため、最低でも2つの銀行には同時に申込むと良いでしょう。最終的には一番審査が通りやすいのはフラット35なので、2社民間銀行の住宅ローンに申込んで審査が落ちた場合はフラット35を検討するという方法があります。