三井住友銀行の夫婦2人が団信対象「連生団体信用生命保険付住宅ローン(クロスサポート)」
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローンサービス分析
- 作者: 住宅ローン比較
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三井住友銀行の夫婦2人が団信対象「連生団体信用生命保険付住宅ローン(クロスサポート)」
三井住友銀行は2015年4月13日から、夫婦2人で住宅ローンの借入を検討している方に夫婦2人が団信の対象になる新商品新商品「連生団体信用生命保険付住宅ローン(クロスサポート)」の取扱いを開始しました。
「連生団体信用生命保険付住宅ローン(クロスサポート)」とは
通常の団信(団体信用生命保険)の場合
夫:1500万円
妻:1000万円
で合計2500万円のミックスローンを組んだケースでは
万が一夫婦のどちらかに万が一のことがあった場合
夫に万が一のことがあった場合
- 夫:1500万円 → 住宅ローン残高0円
- 妻:1000万円 → 住宅ローン残高1000万円
妻に万が一のことがあった場合
- 夫:1500万円 → 住宅ローン残高1500万円
- 妻:1000万円 → 住宅ローン残高0円
となり、契約者本人分の住宅ローン残高しか0円にはならないのです。
「連生団体信用生命保険付住宅ローン(クロスサポート)」の場合は
夫に万が一のことがあった場合
- 夫:1500万円 → 住宅ローン残高0円
- 妻:1000万円 → 住宅ローン残高0円
妻に万が一のことがあった場合
- 夫:1500万円 → 住宅ローン残高0円
- 妻:1000万円 → 住宅ローン残高0円
どちらも、住宅ローン全額の残高が0円になる仕組みなのです。
残された遺族の負担を軽減できる効果があります。
「連生団体信用生命保険付住宅ローン(クロスサポート)」の費用
金利+0.18%上乗せ
3000万円の借入で約100万円ほどの費用負担増になります。
「連生団体信用生命保険付住宅ローン(クロスサポート)」のサービス考察
共働き世帯が増えている中で、両者の住宅ローン残高が0円になるということは安心できるサービスと言えます。
しかし、「金利+0.18%上乗せ」という費用は決して安くないことと通常の団信で残された遺族の方の住宅ローン残高が残っていたとしても、残された遺族も働いていることになるため、それほど返済負担が大きくなるというわけではないのです。
通常の団信で十分という考え方でも、間違っていないのではないでしょうか。
背景にはネット銀行の低金利競争によって、三井住友銀行などのメガバンクが独自の商品や付加価値サービスを開発しなければならない状況があるのですが、結局その分の保険料を金利に上乗せしてしまうので、メリットは薄くなってしまうのが現状なのです。