住宅ローン借り換えここだけは注意
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローン借り換え
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローン借り換えここだけは注意
住宅ローンの借り換えは、ネット銀行では7割~8割の方は借り換え利用というデータが発表されています。住宅ローンの借り換えでここだけは注意しておいた方が良い点を紹介します。
1.借り換え手数料に気をつけろ
住宅ローンの借り換えで、一番気になるのは諸費用ではないでしょうか?せっかく金利が下がって、返済額が圧縮されるというときに、借換の手数料で数十万も持って行かれては、なかなか借り換えに踏み切れないものです。
借り換えの事手数料(保証料)
- ネット銀行 5万円~借入額の2.1%
- 大手都市銀行 金利+0.2%
上記に加えて10万円~20万円の登記費用などが必要になります。最低5万円からの低予算で借り換えができるため、ネット銀行の住宅ローンに人気が集まっているのです。
2.固定金利から変動金利への借り換えは要注意
固定金利タイプは変動金利タイプに比べて1%以上金利が高いのが普通です。もちろん、この変動金利の金利が続くのであれば、固定金利タイプから変動金利タイプへ借り換えしても、メリットは非常に大きくなるでしょう。しかし、変動金利はそのままこの低金利が続くとは到底思えないぐらい低水準なのです。
変動金利に借り換えをしても、10年後に金利が上昇していたら、固定金利のままの方が良かったとならないように、まずは同じ金利タイプでの借り換えを検討しましょう。シミュレーションの削減額だけを頼りに、金利タイプを変更するのはお勧めできません。
3.借り換えは「今でしょ!!」
住宅ローンの借り換えというものは、何回できるか?ご存知でしょうか。何度でもできるのです。もし、もう少し金利が下がってから借り換えをしようと考えているのであれば、今した方がいいのです。もちろん、金利がここからさらに下がる可能性もありますが、その時はもう一度借り換えをすればいいだけなのです。今の段階でも削減メリットがあるのであれば、新規の住宅ローン借入とは違って、待つことに意味はありません。ただし、借り換え手数料は都度必要になるため、それ以上に金利が下がらないと借り換えはできません。
4.借り換え時に保証料は戻ってこない。期待してはいけない。
大手都市銀行の住宅ローンの場合、新規の借入時に保証料を金利上乗せタイプか、一括前払いタイプを選ぶことになります。基本的には、この保証料というのは、保証会社が返済不能時に代わりに銀行へ弁済するための費用なので、返済期間の途中段階で借り換えをする場合は戻ってくるはずのものなのです。しかし、現状では銀行独自の計算方法というものにより、35年ローンで5年たっただけでも、50%の返還、10年で30%の返還、ほどしか戻ってこないのです。保証料の返還を借り換え諸費用にあてようとしても、思い通りの額が戻ってこないケースが多いのです。借り換えメリットの計算時には、保証料の変換をあてにせずに、自費で借り換え諸費用を出してもメリットがあるのかを考えましょう。
5.借り換え時に団信は切り替わります。介護特約や3代疾病特約付きの団信に切り替える
借入した時よりも、今の生活状況やライフスタイルというのは変わっていることも多いでしょう。特に健康面での不安も年齢を重ねることによって増えてきているのではないでしょうか。人気のあるネット銀行のSBI新生銀行や住信SBIネット銀行では、団信の保障を無料でさらに手厚くしているのです。通常の団信は、死亡時のみに住宅ローンの返済が免除されるものですが、SBI新生銀行の介護団信は要介護時に住宅ローン返済が免除されるもの、住信SBIネット銀行の団信は、がん、心筋梗塞、脳卒中など8つの疾病で働けなくなった場合に住宅ローン返済が免除されるものです。どちらも、無料なので、借り換えは金銭的メリット以外にも、保険的メリットで選ぶことも検討すべきなのです。