住宅ローン審査を急いでもらう!銀行へのアプローチ方法
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローン審査
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローン審査を急いでもらう!銀行へのアプローチ方法
住宅ローンの審査というのは仮審査、本審査、そして契約まで含めると1ヶ月~1か月半ほどの時間がかかります。しかし、住宅購入の入金が迫っている場合にはどうしても住宅ローン審査の結果を早くしてもらわないと間に合わないという状況も出てくるのです。
では、銀行に審査を急いでもらうということが可能なのでしょうか?
住宅ローンの仮審査に2週間もかからない!
実は住宅ローンの仮審査というのは、早ければ1日~2日でできてしまうものなのです。
審査のほとんどは機械的に点数化されるスコアリングシステムで行われるものであり、銀行の場合は保証会社が入っているので、審査は保証会社がしているようなものなのです。
保証会社さえ保証してくれていれば、保証会社を使っている銀行の場合、銀行側には貸し倒れリスクはなくなります。仮に返済が滞ってしまっても、保証会社が銀行に代位弁済といって、残りのローン額を払ってくれるからです。
ということは、実際に審査をしているのは銀行ではなく、保証会社ということになるのです。
保証会社は保証する(審査する)ことがメインの事業ですので、それに2週間もかからないのです。早ければ1日、2日の話で仮審査はできるのです。
なぜ、「住宅ローンの仮審査は2週間程度余裕を見てください。」なんて言われるのでしょうか?
これは単純に銀行の融資担当者が激務に追われて、保証会社に送る書類が山積みになっているからというだけなのです。書類が待機している時間が異常に長いのです。
住宅ローン審査の流れ「メガバンク・地銀の場合」
- インターネットや店頭で申込みをする
- 銀行の担当者が書類や入力情報を整理して、審査ができる状態にする
- 銀行の支店内の決裁者に承認を得る
- 保証会社に書類一式を郵送し保証の可否をジャッジしてもらう
- 審査結果が保証会社から来てそれを顧客に伝える
※仮審査も、本審査も、おおむね同じ流れで審査が行われます。
上記を見ればわかるとおり、銀行の担当者が「書類を整理する作業」「上司に承認をもらう作業」が滞ってしまうと、審査の結果が出るまで時間がかかってしまうのです。
こうすれば良かった!住宅ローン審査を急いでもらう!銀行へのアプローチ方法
方法1「正直に急ぎであることを伝える」
銀行の融資担当者は、基本的には激務に追われています。つまり、働いたことがある方は経験があるかと思いますが、「急ぎ」と言われた仕事とそうでない仕事では、優先順位が変わってきて、何も言われていない仕事は後回しになってしまうということが住宅ローン審査でも起こりうるのです。
単に「急いでいます。」と言うのではなく、「○月○日が入金日で、それを過ぎると購入ができなくなってしまうのでお願いします。」とより具体的に伝えることでより優先度を上げてくれます。
融資が流れてしまえば、銀行にとっても顧客を失くしてしまうことになるため、優先度を高めてくれるのです。
方法2「他の銀行も同時に検討していることを伝える」
銀行は住宅ローンの案件が他社に流れることを嫌います。自社の売上にならずに、ライバルの他社に顧客が流れてしまうので当然です。申込時に他社も検討しているということがわかれば優先度が引き上げられるのです。
方法3「知り合いから口添えしてもらう」
紹介案件、同僚からの口添えなどがあると当然優先度が高くなります。支店長や上司など役職が上の方の口添えであればなお優先度が高まるものなのです。
方法4「途中で確認を入れる」
3日、4日経過したところで途中で状況確認を入れましょう。途中で状況を確認されると、放置していれば「やばい、放置してしまっていたな。」と思うものなのです。「書類などの不備はありませんでしたでしょうか?」というような枕詞を置いたうえで、「状況はいかがでしょうか?」と聞いてみましょう。
まとめ
住宅ローンの審査は、担当者が明確で保証会社があるメガバンクや地銀などの場合は、アプローチの仕方だけでも、結果がわかる期間を短縮することができるのです。ネット銀行の場合は保証会社ではなく、自社での審査ですがその場合でも、担当者がいれば同じようにプッシュすることが可能です。
ただ待つだけでなく、自発的に動くことが住宅ローン審査では重要なのです。