住宅ローン1分でわかる20の質問
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの基礎知識
- カテゴリ: はじめての住宅ローン
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローン1分でわかる20の質問
住宅ローンの全体像をこのページを読むだけでわかるように簡潔に紹介しています。誤解を恐れずに簡潔に書いてあるので、詳細を知りたい方は他の記事を見てください。
1.住宅ローンってなに?
自分が住む住宅を買うためだけに利用できるローンです。
注意:別荘や投資用の不動産には使えません。
2.私はいくら借りれるの?
年収の5倍~7倍まで借りることができます。
注意:返済が不安な方は5倍に留めておくと返済の負担が低く済みます。
3.住宅ローンはいつ申し込むの?
物件が決まってから、引渡しの2~3ヶ月前に申込む必要があります。
注意:住宅ローンは審査で落ちることがあるからです。
4.住宅ローンの審査ってなにを審査するの?
継続的にきちんと返してくれるか?を審査します。ポイントは、年収に対する返済額の割合が30%を超えていないかと物件の担保価値が高いかどうか?です
注意:審査のポイントは金融機関によって違います。
5.住宅ローンはどうやって選べばいいの?
金利タイプと総返済負担額で選びましょう。
6.住宅ローンの金利タイプで選ぶってどうすればいいの?
今後、住宅ローンの金利が上がらないと思ったら、変動金利タイプ
今後、住宅ローンの金利が上がると思ったら、固定金利タイプ
注意:経済状況によって、金利が変わり返済額が変わるのが変動金利タイプで、借りたときの金利がずーっと続くのが固定金利タイプです。
7.金利ってどうやったら、上がるかどうか、わかるの?
日銀が民間銀行に貸す金利:政策金利に連動します。
景気が良くなれば、政策金利は上がり、景気が悪くなれば政策金利は下がります。
つまり、2013年現在は不況なので金利は低い状況です。
注意:長期固定金利は国債の金利に連動しますが、これは他のページを参照してください。
8.つまり?
つまり、今後景気が好景気になって住宅ローンの金利が結構上がると思ったら、変動金利ではなく、固定金利を選べばいいのです。
逆に、住宅ローンを借りている間は景気は良くならないと考えれば、変動金利を選ぶべきです。
9.住宅ローンの総返済額ってなに?
住宅ローンで必要な費用は「事務手数料・保証料」+「その他の諸費用」+「毎月の返済額」で構成されています。
金利が低くて毎月の返済額が低くても、手数料が高ければ支払う総額が高くなる場合もあるのです。
そのため、住宅ローンを比較する際には、諸費用も含めた総返済額で比較することが重要なのです。
10.フラット35ってなに?
住宅ローンには、民間銀行が提供している住宅ローンと独立行政法人である住宅金融公庫が提供している住宅ローンがあります。独立行政法人である住宅金融公庫が提供している住宅ローンがフラット35です。
11.フラット35のメリット・デメリットは?
メリットは「金利が安いこと」と「審査がゆるいこと」。デメリットは、団体信用生命保険が有料で200万円ほど必要なことと、長期固定金利タイプしか扱っていないこと。
注意:民間銀行の住宅ローンは、団体信用生命保険が無料です。
12.団体信用生命保険ってなに?
住宅ローンを借りた人がなくなった場合に、残りの住宅ローンの返済は免除される保険です。自宅は手放す必要はありません。
13.貯金ゼロでも住宅ローンは利用できるの?
難しいです。最低でも、諸費用(事務手数料や保証料)と物件の購入価格の1割は必要です。
注意:貯金ゼロでも借り入れる住宅ローンはありますが、審査が厳しくなり、条件も悪くなるためおすすめできません。
14.不動産屋さんにすすめられたんだけど、これで決めていいの?
ダメです。不動産屋さんは住宅ローンのお客さんを紹介すると銀行から紹介料をもらえるので、紹介料の多い住宅ローンを紹介してきます。紹介された住宅ローンの方が条件のいい場合もあるため、自分で調べた住宅ローンと条件を合わせて比較しましょう。
注意:最低でも3社の住宅ローンは比較するべきです。
15.消費税が増税される前がいいの?後がいいの?
消費税が8%の間は、どちらでもあまり変わりません。というよりも、変わらないように政府が住宅ローン減税などの制度をつくっているのです。
注意:住宅関連市場は日本の景気を左右するほど巨大なため、消費増税によって需要の変動が大きくなることが景気を交代させてしまうリスクがあるため、そうならないようになるべく増税前と増税後の負担が同じように補助金などの制度を用意しているからです。
16.住宅ローン減税ってなに?
住宅ローンを利用すると、10年間、所得税と住民税が安くなる制度です。
注意:消費増税後は、この減税の額が大きくなるので、お得度が増税前と後でもあまり変わらなくなるのです。
17.住宅ローンの審査に落ちたらどうすればいいの?
住宅ローンの審査は一定ではないため、他の銀行や信用金庫などの住宅ローンを検討してみましょう。また、フラット35も審査基準が違うので審査が落ちた際には検討すべき住宅ローンと言えます。
18.中古住宅でも住宅ローンって利用できるの?
中古住宅でも、自分が住むための住居であれば利用できます。住宅ローン減税も中古住宅に適用可能です。
19.住宅ローンの利用で一番気をつけるポイントは?
住宅ローンの金利に振り回されずに、安くて物件の担保価値が落ちにくい物件を見つけることです。焦って、物件を探してもいいことはありません。
20.他にも、住宅ローンの利用で覚えておいた方がいいことはある?
将来的に親から財産を相続することがあるならば、住宅の購入資金を援助してもらいましょう。住宅ローンの資金援助は1000万円でも贈与税はかからないのです。
注意:平成24年中の贈与であれば1000万円と年度ごとに非課税枠は決められています。制度の延長も含めて贈与のタイミングと非課税対象の金額を確認する必要があります。