2015年はフラット35S金利引下げ幅の拡大が注目!狙い目は耐震・省エネ住宅
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの基礎知識
- カテゴリ: フラット35
- 作者: 住宅ローン比較
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2015年はフラット35S金利引下げ幅の拡大が注目!狙い目は耐震・省エネ住宅
住宅ローンの金利を比較する際にまだまだ変動金利が優勢と言う状況が続いておりますが、金利変動リスクに対する意識も高まっています。
そこで注目なのは「フラット35S」です。
2016年12月に政府は「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」という景気対策を策定しました。消費税の5%から8%の引き上げによって、不動産市場の停滞と言う状況に陥ってしまったためです。
その政策の一つに「フラット35S金利引下げ幅の拡大」というものが盛り込まれているのです。
そもそも、フラット35Sって何?
フラット35とフラット35Sって何が違うのでしょうか?
楽天銀行フラット35の最新金利を見てみると
フラット35
15年~20年(自己資金1割以上)
- フラット35金利:1.600%
- フラット35S金利(当初10年間金利):1.350%
- フラット35S金利(11年目以降):1.600%
21年~35年(自己資金1割以上)
- フラット35金利:1.760%
- フラット35S金利(当初10年間金利):1.510%
- フラット35S金利(11年目以降):1.760%
となっています。
そうなんです。フラット35Sは、フラット35の金利が当初10年間、もしくは5年間のみ低金利に引き下げされるフラット35の優遇プランのことを言うのです。
どうしたらフラット35Sにできるのか?
フラット35の技術基準を見たしながら、次のいずれかの性能の技術基準を満たすことが必要になります。
1.省エネルギー性
2.耐震性
3.バリアフリー性
4.耐久性・可変性
の4つです。
これは素人には自分が購入しようとしている、購入した住宅が上記の技術要件をクリアしているのかどうかは判断できないため、住宅を購入したハウスメーカーや不動産会社に聞いてみることをおすすめします。これから購入する予定の方はフラット35Sが適用できるかどうか?を確認の上購入検討すると良いでしょう。
フラット35S金利引下げ幅の拡大の内容とは?
前述の通り、フラット35Sは当初10年間の金利がフラット35よりも引き下げられるフラット35の優遇プランです。
当初10年間又は5年間の金利引下げ幅
現行の0.3% → 0.6%に拡大
適用期間「平成27年2月9日以降の資金お受け取り分から平成28年1月29日」
ただし、予算上限が決まっていて、予算が超過した場合には上記期日よりも前倒しに終了
となっています。
すでに低金利のフラット35が当初10年間マイナス0.6%ということは
2015年3月時点の金利であれば
- 15年~20年(当初10年間金利):0.60%
- 21年~35年(当初10年間金利):0.87%
という変動金利並みの低金利で、安心の全期間固定金利が利用できるということになるのです。
この制度は利用しない手はないでしょう。
フラット35Sでおすすめの銀行は?
です。
フラット35の場合、金利はほぼどこの銀行でも最低水準で同じになっているため、返済負担が苦を左右するのは事務手数料です。
楽天銀行の場合は、返済口座を楽天銀行口座にすれば、借入額の1.08%(2015年3月時点)で済むため、他の銀行の半分の負担で良いのです。