団信(団体信用生命保険)の重要性
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローンと保険
- 作者: 住宅ローン比較
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団信(団体信用生命保険)の重要性
住宅ローンには、団信(団体信用生命保険)という生命保険の一種を一緒に契約することが一般的になっています。団信(団体信用生命保険)の仕組みについて解説します。
団信(団体信用生命保険)とは?
団信とは、住宅ローンの契約者が返済中に死亡してしまった場合に、ローン残高分を保険金で支払うことができる生命保険の一種です。
団信がなければ、マイホームに住み続けるのであれば、遺族は負債も相続する必要があるため、住宅ローンの返済を続けなければなりません。
世帯主が亡くなっている状況でローン返済を続けるのは、かなりの負担ですので、それを回避できる「団信(団体信用生命保険)」というのは、住宅ローンという大きな借金を抱える家族にとっては重要なものなのです。
団信(団体信用生命保険)の保険料は誰が支払うの?
団信は、れっきとした生命保険です。
住宅ローンを契約すると団信に入りますが、銀行は提携している団信の引受保険会社に依頼を投げるだけです。
保険なので、保険料を支払う必要があります。
団信の保険料は
「無料」
となっています。
実質的には、無料ではなく、その分が金利に含まれているので表面的にはわからないだけです。銀行が代わりに支払っているのは事実ですが、自己負担で支払っているのではなくて、利息収入の一部を充当しているだけなのです。
団信の加入、非加入が選べるフラット35の金利を見ればわかりますが・・・
2017年12月時点の金利
ご返済期間:15年~20年以下
- 団信なし:1.07%
- 団信あり:1.27%
となっているように、団信があると0.2%金利が上昇しているのです。
結局、団信は無料とはなっているものの、利用者が利息として負担しているのが実態です。
なぜ、団信の加入は必須なの?
民間銀行の住宅ローンでは、団信の加入は住宅ローン契約の必須条件となっています。
必須な理由は
住宅ローンの契約者が死亡するリスクは、銀行では取れないので、保険会社が責任をもって死亡リスクを回避してくれる形を取っている
ということです。
銀行は「リスクを取らない」ことを重視するので、返済しない場合は保証会社、死亡した場合は生命保険会社にリスクを丸投げしているとも言えます。
団信自体は
「無料」かつ「強制加入」
ですので、団信は入るものが前提ですから、問題ありませんが
フラット35の「団信非加入」を選ぶ場合は
他の生命保険などを利用して、万が一契約者が死亡した場合の残された遺族の受け取る保険金を手厚くしておきましょう。