住宅ローン借り換えの流れ
- 詳細
- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローン借り換え
- 作者: 住宅ローン比較
- 参照数: 66079
住宅ローン借り換えの流れ
住宅ローンの借り換えを実行する手順、流れというものはどうなっているのでしょうか。注意すべきポイントとともに住宅ローン借り換えの流れを解説します。
住宅ローン借り換えの流れ
1.借り換え先の住宅ローンを比較検討し、メリットをシミュレーションする
まずは住宅ローン借り換えで借り換える先の銀行の住宅ローンを選びましょう。選ぶ過程で、借り換えメリットをシミュレーションしながら、どの銀行の住宅ローンを選べば良いのか?比較検討します。
2.借り換え先の住宅ローンを決定
借り換え先の住宅ローンを決定します。注意が必要なのは、固定金利から変動金利への借り換えです。この場合、金利上昇リスクも出てきてしまうことに注意が必要です。
3.借り換え先の住宅ローンへ申込
借り換え先の住宅ローンへ申込を行います。この時点では現在借入ている銀行へのコンタクトは一切ないことに注意が必要です。余計な情報を入れると、引き留めにあってしまうため、面倒なことになります。
4.借り換え先の住宅ローンで審査が下りたら、現在借入をしている銀行へ一括返済の申出
借り換え先の住宅ローンの審査が通ったら、はじめて現在借り入れをしている銀行へ一括返済の申し出をします。
完済申込書を提出する形になります。完済申込書が受理されると、一括返済用の銀行口座が通知されます。
5.融資実行日(借り換え実行日)を決定する
借り換えを実行する日は、現在借入中の銀行と借り換え先の銀行と司法書士とご本人の都合の良い日にする必要があります。借り換えに関しては1ヶ月実行日がずれたとしても、大きな費用負担にはなりませんので、余裕を持った融資実行日の設定をしましょう。
6.借り換え先の銀行と契約締結
新規で住宅ローンを借りたときと同じように住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約書)を締結します。
このときに司法書士や銀行の担当者から、契約の内容や今後のスケジュールなどの説明があります。
7.借り換え先の銀行から融資を受ける→そのまま現在借入中の銀行へ一括返済
契約が締結されれば、借り換え先の銀行から契約者の指定した銀行口座へ融資が実行されます。
同日中に現在借入中の銀行の一括返済用の口座へ一括返済を行います。これで現在の住宅ローンが完済したことになります。
8.抵当権抹消の書類を受け取る
現在借入中の銀行は、一括返済用の口座へ入金が確認された後に、抵当権抹消の書類を渡してくれます。これがなければ抵当権抹消ができず、借り換えができないのです。
9.現在借入中の銀行の抵当権を抹消し、借り換え先の銀行の抵当権を設定します。
銀行が指定した司法書士が現在借入中の銀行の抵当権の抹消手続き、借り換え先の銀行の抵当権設定登記手続きを行います。
10.住宅ローンの借り換えが完了します。
これで借り換えは完了です。後日権利書が届いて、借り換え手続きは完了します。
住宅ローン借り換えの流れで注意するポイント
基本的には上記のような流れで住宅ローンの借り換えを行いますが、銀行によって多少順序が逆転することなどがありますが、ほとんどは借り換え先の銀行の担当者が詳細の手順を教えてくれるため、その流れに従って行えば問題はありません。
注意しなければならないのは、相談すべきは、借り換え先の銀行の担当者であって、現在借入中の銀行の担当者ではないということです。銀行にとっては、借り換えで完済されてしまうというのは、今後の収益がなくなることを意味しているため、現在借入中の銀行の担当者はなんとか引き留めようとしてくるのです。無用な手間が増えてしまうため、現在借入中の銀行の担当者には、一括返済の申し出のタイミングまでは借り換えを検討していることを知られない方が良いのです。