意外と負担の大きい「諸費用」一覧をチェック
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- カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- 作者: 住宅ローン比較
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意外と負担の大きい「諸費用」一覧をチェック
住宅ローンは「金利」「利息負担」にばかり目がいってしまうものですが、意外と「諸費用」の負担もばかになりません。今回は住宅ローンの「諸費用」について、一覧にして解説します。
住宅ローンの諸費用はかなりの数がある!
マイホームを買うときには、物件の代金以外にも、税金や手数料などの諸費用がかかります。これらの費用のために準備すべきお金の目安は物件価格のおよそ3~6%。引っ越し代も含めると、物件価格の1割程度のお金が必要になってきます。まとまった出費になるので、頭金と合わせてあらかじめ用意しておかなくてはなりません。
住宅ローンの諸費用というと
- 事務手数料?
- 保証料?
ぐらいしか思いつかない方がほとんどかもしれません。ほかにも諸費用はたくさんあるのです。
住宅ローンの諸費用一覧
印紙代
売買契約書に貼る「印紙」は、税金ですが住宅ローンの利用者負担となります。一般的に2万円前後の費用です。印紙代者電子契約の場合は発生しないので、じぶん銀行の住宅ローンなど、徐々に電子契約にする銀行が増えてきています。印紙代を節約したい場合は、電子契約の住宅ローンを選ぶ必要があります。
保証料
保証料は
メガバンク、地方銀行
→ 金利+0.2%の上乗せ(一括前払い型:50万~200万円程度)
ネット銀行
→ 無料
になっています。これだけ見ると保証料はネット銀行の方が安く感じますが、その分事務手数料はネット銀行の方が高いので、合算して比較しなければなりません。
事務手数料
事務手数料は
メガバンク、地方銀行
→ 3万円(税別)
ネット銀行
→ 借入額の2.0%(税別)
になっています。
不動産鑑定費用
住宅ローンの担保価値を算定するために不動産鑑定費用が発生します。ただし、最近の住宅ローンには事務手数料に含まれてしまうことが多いようです。
登録免許税
住宅ローンの契約後に不動産登記をしますが、その時に発生するのが登録免許税です。
司法書士報酬
住宅ローンの契約時に不動産登記をするのですが、その際の書類を作るのが司法書士です。司法書士は銀行側が用意するので、司法書士報酬を交渉したりすることはできません。
不動産取得税
土地や建物を取得した際に発生する地方税のことです。固定資産税評価の3.0%になります。
火災保険料
民間銀行の住宅ローンの場合には、火災保険の加入が必須条件となります。火災保険には保険料が発生します。
と、ここまでが住宅ローンに関する諸費用になります。
しかし、実際には、ほかにも費用がかかってくるのです。
忘れがちな住宅取得時の諸費用
不動産仲介手数料
不動産屋を介して住宅を購入した場合には仲介手数料が発生します。
修繕積立金(管理費)
マンションなど共用部がある建物を購入する場合には、修繕積立金や管理費が発生します。
水道加入金
建売住宅などを購入する場合に発生する費用です。
引っ越し費用
新居に引っ越すためには引っ越し業者に依頼して、引っ越す必要があります。
新居用の家具購入費用
- カーテン
- 照明
- エアコン
- ・・・
など、テーブルやイス、ソファーなど使いまわせるものもありますが、新居に合わせて家具を購入する必要性が出てきます。金額的にはばかになりません。
「諸費用」をチェックする重要性
上記の諸費用をすべて頭に入っていた方は、ほとんどいないかと思います。
とくに新居用の家具の購入予算なども確保しておかないと、お金が足らずに新居に引っ越してから、お金の工面をしなければならないなんてことになり兼ねません。
上記の一覧をチェックして、自分のケースでは「いくら諸費用が発生するのか?」試算したうえで、予算を確保し、余った分を頭金として住宅ローンに利用しましょう。