金利上昇リスクに負けない秘策
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- カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- 作者: 住宅ローン比較
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金利上昇リスクに負けない住宅ローンの秘策
日本銀行は実質的なゼロ金利政策と金融資産の買い入れなどの措置により強力な金融緩和を推進。金融政策を総動員することで、短期金利はもとより長期金利も低位に誘導しようとしている。その結果、日本の長期金利は0.8%台という史上最低水準のの低金利領域へ突入している。
「つもり貯金」で金利上昇リスクに対応
ギリシャの政局混迷で欧州債務問題に対する欧州の警戒感が高まり、リスク回避の動きから日本国債に買いが入りやすくなっている。お金が入ってくるのであれば、住宅ローン金利も上昇の余地は限定的であり、すぐに金利上昇という可能性は少ないだろう。
ただ、返済期間が30年程度にも及ぶ住宅ローンの資金計画を立てるには、長期的な視点での金利変動リスクへの備えが不可欠です。低金利の恩恵を享受しながら、同時に金利上昇にも対抗できる資金計画プランのお勧めの方法「住宅ローン固定金利つもり貯金」をご紹介。
「住宅ローン固定金利つもり貯金」とは、金利上昇により毎月返済額が増えてもローンの支払いがきつくならないよう、ローン返済と同時並行で金利上昇時のための返済原資を貯金する資金計画プラン。
- 変動型の金利タイプを選択し、変動金利1%以下の借り入れを実行
- 固定金利3%の35年長期金利を選び、借入金利3%で返済している「つもり」で、その金利差分(2%)を貯金する
結果として
- 金利上昇がない場合、金利差分2%を繰り上げ返済が可能になり、完済時期・総返済額を前倒しできる。
- 金利上昇がおきた場合、+2%内であれば、今までのつもり貯金分を繰り上げ返済しながらも、家計構成を維持し返済が可能
金利上昇の可能性は少ないとはいえ、変動型で住宅ローン返済ができず、売却でも残債を払えないケースも意識して、安心した新居生活を送りましょう。