単身者/1人暮らしの住宅ローン
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: ライフプラン
- 作者: 住宅ローン比較
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単身者/1人暮らしの住宅ローン
1人事らしの方のための住宅ローン申込みの秘訣は、ライフスタイルの変更に柔軟に対応しやすいプラン、自由度の高いプランを組むことです。後悔のない住宅ローンの借り方のコツを押さえておきましょう。
単身者の住宅ローンは借り過ぎに注意
1人暮らしの人が住宅ローンを借りるときには、くれぐれもたくさん借りすぎないことが重要です。一生シングルと思っていても、急に結婚が決まったり、転職で引っ越したり、親が高齢になって実家に呼び戻されたり、働けなくなったり…。1人暮らしの人はライフプランが変わりやすいのが特徴です。
結婚、転勤、介護、転職、、、人生の転機が訪れたときに、住宅ローンを借りていることが足かせになってしまって、選択肢が狭まり身動きが取れなくなってしまった、という話は良く聞きます。大きな金額の住宅ローンを借りてしまっては、その後のマネープラン、ライフプランを拘束してしまう可能性があるのです。
また、自分で老後生活をささえるための老後資金作りも、1人暮らしの人が住宅を購入する際に考慮に入れなければならないポイントです。夫婦2人の年金を合わせて暮らせたり、子どもと支えあったりできるファミリーと違い、1人暮らしの人は、自分の老後生活は自分で責任を持たなければなりません。
そのためにも、毎月返済額が手取り月収の25%以内に収まるように計算して、借入金額を決めるとよいでしょう。この割合では、教育費などの負担がない1人暮らしの人ならば、返済に少し余裕があるかもしれません。その分は、老後のための貯蓄をしたり、繰り上げ返済に回したりして、将来的な負担を軽くします。
将来を見越して広めの間取りに
物件を探すときに、1人暮らし用と割り切って、ワンルームを安く購入するのも1つの方法ですが、最初から2LDK以上の広めの部屋を選んでおくのも賢い選択です。広めの部屋を選んでおけば、将来的に家族が増えたとしても住み続けることができます。また、売却しやすい広さとしても2LDK以上の物件のほうが需要があります。
登記簿上の床面積50平米以上の部屋を選べば、税制上のさまざまな優遇を受けることができます。
たとえば、住宅ローン減税を適用するには、床面積50平米以上という条件がついてまわります。不動産取得税や、固定資産税に関する優遇を受けるためにも、床面積50平米以上の条件をクリアしなければならないのです。また、頭金を増やすために、1,000万円の住宅取得資金の贈与税非課税枠を使うときにも、床面積50平米以上の条件があります。
ライフプランの変わりやすい1人暮らしの人は、一生ものと思って買った家でも、一生住めるとは限りませんし、1人暮らしの住宅購入計画は、10年後、20年後に売ることや人に貸すこともイメージして立てることが大切です。買えば不動産の価格が上がった時代は、過去のものとなりました。売りたいと思ったときに、住宅ローンの残債以上に不動産の価格が下がってしまっては、売るに売れない状況になることも。そうならないためにも、頭金は多めに入れるとよいでしょう。
もちろん、資産価値が下がりにくい物件を見抜く目を養うことも大切です。交通アクセス、日当たりのよさといった「立地」の部分と、セキュリティや管理状態のよさなどといった「マンション全体」の部分の問題は、のちの資産価値に大きく影響するので、物件選びの際には、特に厳しい日を持って選びましょう。購入前には、近くの同じような物件がいくらで貸されているか、売りに出ているかを調べ、相場を知ってから購入を検討すべきです。