私はいくら借りられる?
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの基礎知識
- カテゴリ: はじめての住宅ローン
- 作者: 住宅ローン比較
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私はいくら借りられる?
はじめて住宅ローンを選ぶ、住宅を購入しようとした場合に気になるのは、「私はいくら借りられるのか?」ではないでしょうか。借りられる金額によって、購入すべき住宅の価格帯が変わってきてしまうためこれは当然のことです。ここでは、簡単にいくら借りることができるのか?を計算してみましょう。
「いくら借りられるのか?」は年収に応じて決まる
基本的には年収によって「いくら借りられるのか?」は変わってきます。この計算をする場合に「年収倍率」という指標が使われることが多いです。
年収倍率 = 借入可能額 / 年収
つまり、年収の何倍まで借りられるのか?を示した指標と言えます。一般的には5倍、6倍と言うのが様々な本などでも紹介されている指標です。
そもそも、「いくら借りられるのか?」は言い換えれば、「銀行がいくら貸してくれるのか?」です。住宅ローンを提供する銀行が目安にするのが、年収なのです。年収が多い方には大きな金額を貸すことができますし、少ない方にはそれなりの金額までしか貸せないのです。この目安になるのが「年収倍率」という指標なのです。
しかし、実際の平均データではどのようになっているのでしょうか?
年収倍率の平均値
全国平均
- マンション 5.9倍
- 建売 6.1倍
- 注文住宅 5.2倍
- 土地付き注文住宅 6.2倍
- 中古マンション 4.5倍
- 中古建売 4.5倍
首都圏
- マンション 6.2倍
- 建売 6.2倍
- 注文住宅 5.1倍
- 土地付き注文住宅 6.6倍
- 中古マンション 4.8倍
- 中古建売 4.8倍
出典 : 住宅金融支援機構調査データ2011年度を当サイトで再集計
となっているのです。つまり、購入する物件によって年収倍率の目安は変わってくるということを示しています。つまり、購入物件によって「いくら借りられるのか?」変わってくることになります。
例えば、日本人の2014年の平均年収409万円の場合
首都圏のマンションなら、2535万円が住宅ローンで借りている金額の平均値です。
首都圏の土地付き注文住宅なら、2699万円が住宅ローンで借りている金額の平均値です。
もちろん、これは平均値なので2500万円が平均値であれば、3000万円ぐらいまでは銀行しだいで貸してくれると考えられます。
おすすめの住宅購入予算の目安
マンション購入意向の方
- 借りられる目安ライン 年収の6倍~7倍
建売住宅購入意向の方
- 借りられる目安ライン 年収の6倍~7倍
注文住宅購入意向の方
- 借りられる目安ライン 年収の5倍~7倍
中古物件購入意向の方
- 借りられる目安ライン 年収の4.5倍~5.5倍
を目安に住宅購入予算を決めると良いでしょう。全国平均に近い年収倍率であれば、住宅ローンの審査に通る可能性は比較的高いと言えます。そこからプラス1倍ぐらいは許容範囲と考えられます。
マンション購入者で年収500万円の方ならば、3000万円の借入は可能性が高く、がんばれば3500万円まで借りることができます。この借り入れが可能額に自己資金(頭金)をプラスした金額が住宅の購入予算になります。