住宅ローンの実行金利は融資実行日に決まる
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- カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローンの実行金利は融資実行日に決まる
「実際に住宅ローンを借りる時の金利が違っているんだけど・・・。」住宅ローンを借りてから、金利の違いに驚く方も少なくありません。今回は、その疑問を解消します。
住宅ローンの実行金利は融資実行日に決まる
住宅ローンの金利というのは、基準金利ではなく、基準金利から金利が引き下げられた「優遇金利・適用金利」が基準となります。
しかし、大きなポイントは
融資実行をした時点の金利が適用される
ということです。
申込時の金利が適用されるわけではない
のです。
一般的に住宅ローンは申し込みをしてから、仮審査、本審査を得て、契約、融資実行という流れになります。
申込から融資実行までは早く1か月半ぐらいの時間がかかってしまいます。
11月30日に住宅ローンに
「11月の金利で滑り込みセーフ、今月は金利が下がったからチャンス。」
と思って申し込んだとしても、実際には1月15日に融資実行になれば
「あれっ、適用されるのは1月の金利なの?」
ということになってしまうのです。
融資実行は、不動産会社の都合もあるので、余裕をもって住宅ローンを検討している方は、融資実行日が2か月後、3か月後となってしまうことも少なくありません。
この場合は、融資実行日の金利が適用されてしまうのです。
だからといって、融資実行日の金利を予想しても、ほとんど意味がない!
「じゃあ、融資実行日の金利を予想して住宅ローンを申し込めばいいの?」
となりますが、将来の金利を予想することほど難しいことはありません。
遠い未来であれば、「なんとなく、景気は良くなりそうだから金利は上昇する」とぼんやり回答することはできますが
「3か月後には〇〇銀行の住宅ローン金利が0.01%下がる」というような予想はできっこないのです。
住宅ローンの利用者にとっては
- 住宅ローンの金利は融資実行日の金利で決まる
- ただし、予想することはできないから、申込時で一番金利条件が良い住宅ローンを選べば良い
ということなのです。
申込時の金利が適用されると思っていると、あとで金利が変わっていて驚いてしまうかもしれませんので、「融資実行日の金利が適用される。」ということだけ頭に入れておきましょう。