機関保証
機関保証
保証料を支払うことによって保証会社が連帯保証人の役割を果たす制度。金融機関の系列会社が保証会社を運営していることが多い。(⇔自然人保証) 保証会社は、住宅ローン借入者が延滞等の約定違反により全額繰上償還請求を受けると、その残債務をローン借入者に代わって金融機関に対し支払い債務を精算するが、住宅ローン借入者はこれをもって債務が免除されるわけではなく、代位弁済した(してくれた)保証会社への返済義務を負うこととなる。
保証料は借入額が多いほど、また返済期間が長くなるほど高くなるが、保証会社によって料金が異なる(借入金額3,000万円、返済期間30年の場合50万円~70万円程度)。この保証料は、借入時に一括して支払う方法のほか、金利に保証料分を上乗せした形で支払う方法を選べることが多いが、この場合0.2~0.3%程度融資金利が高くなることが一般的である。