住宅ローンと付帯取引
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- カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローンと付帯取引
住宅ローンを申し込んだ場合に、「メインバンクの総合口座を作ってくれないか?」「給与振込口座にしてくれないか?」「クレジットカードを作ってくれないか?」など銀行担当者から別の要求をされることがあります。この場合はどうすればいいのでしょうか?
住宅ローンを利用する場合、付帯取引にデメリットがなければ要求をのむ方が良い
住宅ローンを利用してお願いされる付帯取引は、無料でできるものがほとんどです。
とくにメインバンクとして給与振込口座にするとか、無料のクレジットカードを作るぐらいであれば言われた通りに対応すると良いでしょう。
ひとつの理由は、口座開設などで金利優遇してもらえる可能性があるからです。
住宅ローンとして口座開設で金利-○%とサービスに明記しているところもあるぐらいです。総合的に利用しているお客様になっておいた方が優遇が多くなるのはあたりまえと言っていいでしょう。
もうひとつの理由は、住宅ローンの返済は長期間に渡るので何が起こるかわかりません。いざ、返済が滞ってしまって銀行に相談しなければならないという時も来るかもしれません。そんなときに融通が利くのは、メインバンクとして給与振込口座があるかどうかなども重要なのです。収入(給与振込口座の入金額)を銀行側が把握している場合は、そうでない場合に比べて安心して返済条件を緩和することができるのです。
新しく費用がかかる付帯取引を持ちかけられた場合は、通常通り他の金融機関のサービスと比較検討して必要なければ丁重に断りましょう。
費用がかからないものである場合は、応じてあげると銀行側、また銀行の担当者の心証も含めてプラスに働くはずです。
「もう少しでも住宅ローン金利を優遇してもらえたら、給与振込口座を御行に移行しても良いですよ。」
とやんわりと交渉するのも一つの方法です。
20年、30年と長く付き合っていく必要がある住宅ローンなので、銀行担当者とのコミュニケーションの意味でも柔軟に考えましょう。