携帯電話料金の延滞で住宅ローン審査が落ちる理由
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローン審査
- 作者: 住宅ローン比較
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携帯電話料金の延滞で住宅ローン審査が落ちる理由
「携帯電話料金の支払いを延滞したのが・・・住宅ローン審査が落ちるって本当?」
と多くの方が思うのではないでしょうか。携帯電話料金というのは、クレジットカードや公共料金の支払いと違って、軽視しやすいものでついつい支払うのを忘れてしまう方も多いかと思います。
ここでは、携帯電話料金と住宅ローン審査の関係について解説します。
住宅ローン審査では、個人信用情報で返済遅延をチェックされる
住宅ローン審査では
年収や返済負担率、年収倍率、物件の担保価値などの属性情報だけでなく
個人信用情報で他社借入の状態を審査するのです。
他社借入というのは
- クレジットカード
- カードローン
- 分割払い(割賦契約)
などが該当します。
住宅ローンを提供している銀行は「貸し倒れしないできちんと返済を続けてくれるのか?」を審査しているのですから、他の会社のローンサービスで返済遅延が見つかったら、「うちの住宅ローンも同じように返済遅延されるのでは?」と考えて審査に通らなくしてしまうのです。
1年に2回以上の返済遅延があると住宅ローン審査には通らない
と言われています。
では、この個人信用情報にはローン以外のサービス情報である携帯電話料金の返済情報・遅延情報が含まれているということなのでしょうか?
携帯電話料金もローンの一種!?
実は、携帯電話料金にも、ローン商品が含まれているのです。
それは「割賦取引・割賦契約」と呼ばれるもので
割賦取引とは. 契約期間にあわせて分割払いにて販売し、契約終了後に商品がお客さまの資産となる取引でのことを言います。
最近流行りの「携帯端末料金0円:2年間の間に解約すると違約金が発生」という携帯のプランは、毎月携帯電話の料金と携帯端末料金の分割払いの割賦取引の返済を同時に「月額料金」として支払っているだけなのです。
つまり、携帯端末0円の携帯電話を契約したら、ローン契約の一種である「割賦契約」をしたということなのです。
その証拠にソフトバンクでも、ドコモでも、KDDIでも、端末料金の分割払いの契約書は、子会社のローン会社との契約書になっているのです。
携帯電話料金を返済遅延すると、個人信用情報に掲載されてしまい、住宅ローン審査に影響してしまうのにはこういった理由があるのです。
携帯端末料金を支払って購入して毎月支払うのが純粋な携帯利用料金だけの場合は、個人信用情報には掲載されません。
増えている割賦契約に注意!
「携帯端末料金0円」の影響もあり、割賦契約に該当するサービスや商品が増えています。
WiMAXやE-mobileとセット販売されているノートパソコンや脱毛サロン、エステ、フィットネスなど高額な支払いのサービスの分割払いなどです。
油断して口座にお金がなく、引き落としされなかったというだけで住宅ローン審査に落ちてしまう可能性が出てくるのです。十分に注意しましょう。
携帯端末料金の支払い遅延で住宅ローン審査に落ちた場合の対策とは?
住宅ローン審査落ちの理由は教えてもらえませんが
「携帯端末料金の支払い遅延を年に2回以上したことが原因だと考えられる。」
場合、どう対応すれば良いのでしょうか?
方法1「もう少し、色々な銀行に申込んでみる。」
住宅ローン審査の審査基準というのは銀行によって、保証会社によって異なります。返済遅延を1年に2回でNGとしているところもあれば、1年に3回でNGとしているところもあるのです。1社、2社であきらめる必要はないのです。
方法2「2年待てば返済遅延の情報は消える。」
個人信用情報に掲載されるのは直近24か月分の返済状況です。つまり、一番最近に返済遅延をしたときから2年間を経過すれば、個人信用情報から掲載がなくなるということです。そうなれば住宅ローン審査に返済遅延が原因で落ちることはなくなるのです。
個人信用情報は自分で確認ができるので、確認したうえで、何か月待てば良いのか?計算しましょう。