住宅ローンの保証人は必要?
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- カテゴリ: 住宅ローン審査
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローンの保証人は必要?
住宅ローンを借りるときに保証人は必要なのでしょうか?住宅ローンの保証人について解説します。
住宅ローンは原則、保証人は不要
住宅ローンは「原則」保証人は不要です。
「原則」というのが気になる言い回しですが、住宅ローンを利用するほとんどの方は保証人が必要なく、その代わりに保証料を支払っています。
保証料は保証会社に支払われ、万が一返済が遅延した場合などは、保証会社が銀行に残りの債務を代わりに返済することになります。住宅ローン利用者は債権が保証会社に移るため、保証会社から返済を請求されることになるのです。
何千万という住宅ローンの保証人を見つけるのは、なかなか難しいため、保証会社を使うことで保証人が不要になる仕組みになっているのです。
「原則」じゃない場合も意外に多い
では、「原則」に含まれない例外的に保証人(連帯保証人)が必要になるケースというのはどういうものがあるのでしょうか?
担保であるマイホームが自分だけのものでないケース
- 共有名義である場合は共有名義者が連帯保証人
- 収入合算の場合は収入合算する人が連帯保証人
- 親の土地にマイホームを建てる場合は土地の所有者である親が連帯保証人
になる必要が出てきます。
銀行は不動産を担保にするため、不動産の所有者には連帯保証人として同じ債務を追ってもらう形を折るのです。
自営業や会社経営者、個人事業主など収入が不安定な方のケース
収入が安定しない自営業を営んでいる方や会社経営者などの場合、銀行によっては家族の方に連帯保証を求めるケースがあります。
住宅ローン審査でギリギリの評価のケース
住宅ローンの審査で、完済時年齢が高すぎて審査の評価がギリギリで通過できそうにないというような評価の場合には、連帯保証人がつけられれば融資可能というようなケースがあります。
保証人と連帯保証人は違う
連帯保証人と保証人の違いを把握していない方も多いのですが
- 保証人は借金をした本人に支払い能力がある限り、本人に取り立て請求を優先させる権利があります。
- 連帯保証人は借金をした人と同等の返済を求められるのです。さきに取り立てられても文句は言えません。
という違いがあるのです。
住宅ローンの場合は、保証人が必要というケースでは連帯保証人であることが求められるので、連帯保証人を依頼する方も、依頼される方も契約内容をじっくり理解する必要があります。
家族間であっても、なあなあで連帯保証人になるものではありません。