営業トークのウソ第5回
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 営業トークのウソ
- 作者: 住宅ローン比較
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営業トークのウソ第5回
不動産屋さんの住宅営業のセールストークに騙されないはもう5回目です。いっぱいあるのです。
- 住宅購入検討者 : 「私の年収で3000万円の物件って、審査が通らないんじゃないですかね?」
- 不動産の営業 : 「弊社が提携している銀行であれば通りますよ。口利きできますから」
- 住宅購入検討者 : 「えっそうなんですか?」
- 不動産の営業 : 「はい。ただ、審査は今後厳しくなると銀行の担当者が言っていたので早いほうがいいですよ。」
- 住宅購入検討者 : 「なるほど・・・。」
この間違えは、こうやって活字で見るとわかりそうなものですが、実際現場で話をしていると素通りしてOKにしてしまうことがあるのです。
間違えその7.不動産屋の提携銀行は本当に審査に口利できる?
ありえません。
銀行は、不動産屋との関係でお金を貸しているわけではありません。その人の収入に対して返済が問題なくできるかどうかと最悪の場合、その物件を売ったらいくらになるのか?が重要なのです。
仮に返済が滞り貸し倒れが発生してしまった場合に、損失を被るのは銀行なのです。不動産会社が補てんしてくれるわけではありませんから、ここに不動産会社が入る余地などないのです。
もっと言えば、銀行の営業担当者ですら、審査部門とのコミュニケーションはほとんどできないといっていいでしょう。
銀行の営業マンが審査部門の担当者に口利きして、「このお客さんお得意さんだから審査通してよ。」なんていう調整はできないのです。
それほど、銀行の審査というのは、銀行の経営を健全にする機密部署なのです。
審査を簡単にしてしまえば、すぐに債権未回収の案件が増えて赤字に陥ってしまいます。
銀行の経営を担う部署だからこそ、他の部署からの影響も受けないようになっているのです。
「審査が通りやすくなりますよ。」と営業トークをして、交渉をしてくる不動産屋さんは信用に値しないということです。
その不動産会社はただ紹介するだけで、審査に対しては何もできないため、審査は普通に落ちることもあるのです。
その時点で「口利きできるって言ったじゃじゃないですか?」ってクレームを入れても
「あまりにお客様の年収が低くて・・・」なんてはじめからわかっていたことを言い訳として言われるのが落ちです。
審査が不安な場合はどうすればいいの?
審査通過の可能性を上げるためには、複数の住宅ローンに申し込むのが最善の方法であり、それでもどこも審査に通らないようであれば
審査に通りやすいフラット35を選択肢にするのが賢い方法と言えます。